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*4* ページ6

貴方side


「ま、まって…明日も来るの…?」


『…らしい…うわぁー…なんでぇー!?』


「…ごめんちょっと理解できないんだけど…」


『私もわかんない…何もした覚えないし…あ、私がかけられた魔法跳ね返したくらい?』


それしかない…よなぁ…


ただはね返したんじゃなくてなにか魔法を真似して返した気が…あー!!


『そういえば、魅了魔法かけられててそれはね返した気がする…』


「え、ってことは…魔王を魅了してってえぇ!?」


キィィとゆっくりドアが開く


『あれ、マゴット今日はゆっくり入ってきたんだね』


「そんなことより…また魔王様きたのか?懲りないなぁ…」


「いやいやいやいやいや!これから毎日来ますって!嫌という程来ますって!なんでよりによって魅了なの!?」


「え…A魔王様を魅了したのか…?そういう男がタイプだったのか…!」


『違うって!魅了してきたのはあっち!それをはね返したら…その…明日も来るって』


「…」「…は」


「落としにかかるって事だろ…?えと…俗に言う恋愛対象として…」


「…!嫌だ!Aちゃんが魔界に連れてかれるのは阻止しないと!」


精霊族の得意とする結界を張ってくれる


結界は強ければ強いほど長い詠唱を必要とする


「なぁ…耳見えたんだが、血を吸われたのか?」


『やっぱ…そうなのかな、何かが刺さった感覚したんだよね』


「やはりか…この傷は光魔法じゃないと一生消えない傷跡になるから早くヘレンの所へ」


『分かった!』


自室を出てヘレンの部屋へと向かう
ここからだと少し遠いかな…


この城は国民全員が入れるようになっている
城下町がやられた時に避難できるよう1番強く創ってある


フロアによって住む種族が異なり、快適に過ごせるようにしてある
まぁ使わないで終わるのが1番なんだけどさ


英の国の文字の筆記体とか言うやつでヘレンと書かれている


ノックすると返事があったので入る


『ヘレン?ちょっとお願いがあるんだけど…』


「それはいいんだけどなんか凄い闇の魔力感じるよ?これか!」


そういって指さしたのは私の耳


『そうこれ!!消せるかなぁ』


「これ結構強いね…誰にやられたの?」


『うぐっ…魔王だよ…あいつまた来た…』


するとポカーンとしている


「え、なに。聞こえなかったような…魔王って言った?」


『そうなんだよね…』


すると天空人特有の金色の目が輝いて傷が治った


やっぱ光魔法は暖かいな…

*5*→←*3*



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設定タグ:我々だ , 鬱先生 , 大先生   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:くいな | 作成日時:2019年11月28日 20時

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