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*2* ページ4

貴方side


朝日が照らす
やはり活気に溢れている


昼に各種族の長に集まってもらい、北部の国について話し合う


『やっぱ…魔王のせいで戦争してるなら止めるべきだと思うんだよね…』


天空人のヘレンが口を開く


「私たちの魔力で彼らの中にある闇を取り除ければいいんだけど…なんせ数が少ないからキツイかな…」


竜族のベラは
「王様だけでも出来ないかな?王が戻れば自然に解消されるとも思えるんだけど…」


『確かにそれもそうなんだよね…』


そう簡単に王に会えるかが問題なんだけど…


「北東の国であれば俺が行ける、元々出身はそこだから簡単に入れる」


『デルタ…でもあそこには行きたくないんじゃないの…?』


彼は仲間が生き残るためとはいえモンスターの群れに囲まれた時に老人や子供を囮にして逃げているのを見て絶望してこの国に来た


だから本当なら行きたくないはずなんだ


「そうでもしないと…この国にも被害が及ぶ…なら、俺と精鋭で行ってくる」


「僕は北西に行きます!ドナも行ける?」


「うん、任せて」


北西に行くと名乗りあげたのは小人のメルとドナ
戦闘タイプではないから道中モンスターにあったら…


「俺達が護衛するさ、そんな心配そうな顔をするなA」


『ボルカノ…』


心優しき巨人のボルカノ
彼の強さはピカイチだが無駄な戦闘は好まない巨人にしては珍しい


『じゃあ、とりあえずそれで接近を図って…じゃあ天空人何人か連れてって、同じ姿にして忍び込ませるか!』


「任せて、そしたら私の水魔法で完璧に見せるから」


魚人族のフィリア
私の親友でもある。マゴットとフィリアと私でこの国をつくりあげた


『ありがとうフィリア。じゃあ今日は解散にしようか、突然集まってもらって悪いね』


そのあと城に戻る


お部屋に入ってそのまま寝転ぶ


中央の国は大丈夫かな…あそこが闇に染ったら1番危ない


南東は問題なさそうだし…
会議思ったより長引いてたんだな、そう思わせる外の暗さ


しかし時計を見るとまだ4:30


何故こんなに暗いんだ…?
そう思って立ち上がる


すると突然視界が暗くなる


驚いて『きゃっ…』とらしかぬ声を出してしまう
誰かが後ろにいるの…?


そしてそのまま片腕を回され、身体が密着する


すると耳元で囁かれる


「昨日ぶりやねAちゃん…?」


まさか…この声は…?


『魔王…鬱…?』


思った
なんで魔王なのにうつ病の鬱なの!?
えぇ…


「考え事して…余裕やんな?」

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設定タグ:我々だ , 鬱先生 , 大先生   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:くいな | 作成日時:2019年11月28日 20時

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