嘘二つめ。 ページ3
*
「ただいま、お母さん」
「あら、お帰りなさい！聞いたわよ、雄英の推薦が来たんでしょ！？」
「あー、私が一番に報告したかったのに！」
――あらあら、ごめんなさいね。お赤飯、炊かなくっちゃ！
嬉しそうに笑う虚の母――
この世界には珍しい゛無個性゛の人間である。
そして――
「ただいまーっと」
「お帰り、お父さん！虚ったら雄英の推薦もらったのよ！今日はお赤飯炊くの！」
「うええー！？凄いじゃないか！！お父さん、気絶しそうだ……」
「あらー、言いながら気絶しちゃったわ」
気の弱い父――
なんと、この人も゛無個性゛なのである。
――そう、虚の両親は両方とも゛無個性゛。
だから、子供も当然。゛無個性゛だと決めつけられていた。
「おい、アイツの両親二人共。゛無個性゛なんだってよ」
「マジ？ありえねー」
「じゃあ、アイツも゛無個性゛なんじゃね？」
「うっわ、雑魚じゃん」
――しかし、生まれたのは゛無個性゛とは程遠い。天賦の個性。
「雑魚に負けた気分はどうです?ああ、答えなくていいですよ。
――んふふ、だって。その惨めったらしい顔でわかりますからね!」
とても純粋で歪んだ彼女。
そんな少女は、自分が最強の個性だと主張する為に、ヒーローを目指す。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2146人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はむ(プロフ) - 言葉選びが好きです、 (2021年8月26日 0時) (
レス) id: 9bb4746f4d (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 莉兎さん» 私の小説で楽しんでいただけて何よりです〜！！更新遅いですがコツコツ頑張っていくのでよろしくお願いします(｀・ω・´) (2018年7月22日 3時) (レス) id: 1bdc6616c8 (このIDを非表示/違反報告)
莉兎 - 凄い続き気になります、、、！めっちゃ楽しい(((o(*ﾟ∀ﾟ*)o)))、、！ (2018年7月10日 22時) (レス) id: 8e6cda3aa7 (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 血華さん» わーっ！これからもドキドキできるような小説を書けるように精進します！応援、ありがとうございます〜！ (2018年4月4日 5時) (レス) id: 1bdc6616c8 (このIDを非表示/違反報告)
血華 - 凄く面白かったです！読んでいてドキドキしました！これからも応援してます！ (2018年3月31日 1時) (レス) id: d91252218e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白雨 | 作成日時：2016年8月17日 9時
