【d!】兄達からの愛が受け止め切れないのですが。【kn】

第35話【ひとらんらん先生】 ページ37

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月曜日。休日に遊びすぎて疲れている人が多いだろう曜日。




私は別に疲れていないが、隣にいる先生の隈が酷い。




この先生の名前は、ひとらんらん先生。長いから私は『ひとらん先生』と呼んでいる。




そんな ひとらん先生と私は校内の温室で、花を見ながらベンチに座って話していた。




『ひとらん先生』




ht「どした？」




優しい笑顔を向けてくれるが、隈のせいで苦笑いにしか見えない。




『昨日の睡眠時間は？』




ht「2時間」




『寝てください』




私がそう言うと「2時間も寝れたんだよ？」と言ってくる。




『お昼休みの少しだけでも寝てください』




本当に。それ以上隈が酷くなったら先生が倒れてしまう。




しかし何度言っても「嫌だ」と返される。




『じゃあ、どうやったら寝てくれますか？』




ht「Aが膝枕してくれたら」




ああ、先生そんなことを言うまで疲れているんだな。




・・・・・




『…これで寝てくれるんですよね？』




太股に先生の髪が当たって少しくすぐったいが、これで寝てくれるのなら我慢しよう。




ht「…おやすみ」




『お、おやすみなさい』




気持ちよく眠る先生を見ていると、だんだん自分も眠たくなってきた。




私も、少しだけ寝ようかな。




誰かの足音が近づいて来ているのも知らずに、私は意識を手放した。

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