【d!】兄達からの愛が受け止め切れないのですが。【kn】

第32話【あ】 ページ34

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店員「えーっと…9番のお客様と
　 14番のお客様は先程お支払頂ました」




にっこり、と営業スマイルのレジ担当の女性。




「「『え？』」」




3人で顔を見合わせる。




rb「どんな方でしたか？」




店員「ピンクアッシュの髪を横で1つに結んだ女性でしたよ」




cn「そうでしたか。失礼しました」




ペコリと頭を下げると私の手を引いて店を出るチーノさん。




後ろに並ぶお客さんにも店員さんにも迷惑が掛かってしまった。ご迷惑お掛けして、すみませんでした。




・・・・・




響ちゃんにお礼を言っておかなければ。




スマホを取り出し電源をつけるが充電がもう無かった。




充電しておけばよかった。




・・・




ロボロさんは「すまん。俺、用事思い出したわ！」と言って走って何処かへ行ってしまった。




そしてチーノさんと二人きりになる。




cn「どっか行きたい所ある？」




『特には無いですね』




暫く考えるが特に行きたい場所は思い付かなかった。




cn「じゃあ、ちょっと俺と付き合ってもらえる？」




「俺ペットショップ行きたいねん」と楽しそうに笑う。




『いいですね。行きましょう！』




・・・・・




店内に足を踏み入れると元気な犬の声が聞こえてくる。




これはチワワとポメラニアンかな。




鳴き声のする方へ向かうと、犬と戯れている兄とシャオロンさんがいた。




ついでに犬のコーナー横の猫のコーナーで猫を撫でているショッピさんもいた。




その顔は普段見れない、とても優しい笑顔だった。

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