【d!】兄達からの愛が受け止め切れないのですが。【kn】

第14話【神様】 ページ15

・・・





『……あれ？』




「おはよ。調子はどう？」




『大丈夫で……………！？』






目を開くと、薄い水色が目一杯に広がる。
大丈夫と言うと、よかった…と胸を撫で下ろす。






『ところで、いつから先生に？』




確か電車で降りる駅を通りすぎていたし、
それに此処の学校医は女の先生の筈…
……気にしたら駄目なんだろう。
うん、そうだな！と自己完結する。





snp「ふふっ……お兄さんそっくりだね」




私の頭を撫でる先生。優しくて、撫でられていて落ち着く。





snp「あ、それとね……」





撫でられていた手が離れて少し寂しいと思ってしまう。
先生はポケットからスマホを取り出すと、一枚の写真を見せた。




『え…？』




snp「いやー横抱きかぁ…」




『先生…それは…！？』





両手が顔を覆う。顔が熱いのが自分でも
分かる程なのだから、私は相当真っ赤な筈。





それより………
私………ぴ、ぴくと君に…！？





snp「えっとね…KC君から送られてきた。
　 " 俺も青春したい "ってメッセージと一緒に」






『………』




これから、ぴくと君と何て顔をして会えばいいのか。





『あとお昼までどれくらいありますか？』





snp「んー……20分くらい」




『暫く居させて下さい…』





snp「僕は全然いいよ〜」




『ありがとうございます…』






真っ赤な顔を隠すように、布団にくるまった。

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