第二十八話 お見舞い 炭治郎視点 ページ31
那田蜘蛛山での任務が終わり、俺たちは蝶屋敷で回復するための休息に入った。
禰󠄀豆子は寝まくり、俺は全身の痛みに耐えまくり、善逸は一人でひたすら騒ぎまくった。
そして、落ち込みまくる伊之助を善逸と二人で励ましまくる、そんな日が続いた。
そんなある日、お見舞いが来た。
「よっ! 」
「久しぶり」
「村田さん! それに、巫兎!? 」
「ギャァァァ! お、女の子ダァ! 」
「善逸! 少し静かにしろ!
ごめんなさい、村田さん、巫兎」
「いやいや、大丈夫だ」
「……病人とは思えない騒ぎ方ね」
聞いたところ、村田さんと巫兎は一緒に那田蜘蛛山の任務に参加していたらしい。
俺が二人と話している間、善逸はひたすら悲鳴をあげていた。
とてもうるさかったが、アオイさんに叱られてからは急に静かになった。
「君のこと、どこかで見たことあるような……。
あっ! 最終戦別の時の! 」
「志那戸辨巫兎、よろしく」
「よ、よろしく、お願いしまぁす! 」
「うるさい」
それから二人とは、たくさん話した。
主に那田蜘蛛山の任務についてだった。
操る鬼の対処法を見つけたのは巫兎だったらしい。
すごいな、巫兎は。
同期なのに、俺も見習わないと。
さらに、二人は那田蜘蛛山での仔細報告のために "柱合会議" に呼ばれたらしい。
その話が出た途端、村田さんは一気に落ち込んで、青ざめながら愚痴り出した。
「地獄だった……。
怖すぎだよ、柱……」
「ど、どんなふうに地獄だったんですか? 」
「……俺、思い出したくない」
「はぁ、村田さんが言うほど地獄ではなかったけど。
まぁ、ピリピリはしてたけど。
柱の方々はクセのある人が多いから、しょうがないんじゃないかしら? 」
そう言うと、巫兎は詳しくその時の状況を話してくれた。
*作者より*
更新が遅くなってしまい、すみません!
作者の庵原史穂です。
次回は巫兎の柱合会議の回想シーンです。
次の更新は2月6日(日)の8時頃を予定しています!
これからも何卒、よろしくお願い致します。
(短くて、すみません! )
第二十九話 柱合会議 巫兎視点→←第二十七話 屍に背を向け、下山する 巫兎視点
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庵原史穂(プロフ) - 西村莉唯(りあ)さん» 西村莉唯様、温かいお言葉ありがとうございます。ご期待に添えるようこれからも精進して参りますのでよろしくお願い致します♪ (2022年3月6日 17時) (レス) id: 0038db6d5e (このIDを非表示/違反報告)
西村莉唯(りあ)(プロフ) - 更新したら私即見ます!なので頑張ってください! (2022年3月6日 16時) (レス) id: 929c6fdeb8 (このIDを非表示/違反報告)
庵原史穂(プロフ) - 夏美さん» ありがとうございます! (2022年2月19日 22時) (レス) id: 0d9f41f564 (このIDを非表示/違反報告)
夏美(プロフ) - 更新頑張ってください! (2022年2月19日 22時) (レス) id: 5adf9ec04a (このIDを非表示/違反報告)
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