ー弟子候補ー ページ7
「先生!」
私がお茶を飲むためにお湯を沸かしていると、凜々しい声が聞こえた。誰だろうと思い、扉を開けようとすると、サイタマさんに止められた。そして、サイタマさんが出た。
珍しい、彼が自ら客をもてなすなんて。といっても、この家に来てから一回もお客様なんてきたことないけどね。時々生命エネルギーを感じた怪人だ、扉関係なく、攻め入ってくるけど…お客様に入らないよね?
「A、お茶出してやれ。お前も飲んだら帰れよ。弟子なんか募集してねーし」
お客様は意外にも、若い見た目をしていた。ロボットか何かだろうか、首から下が人間に見えない。
「Aというのは、この部屋にいる生命反応のもう一つの正体ですか?」
「私のことですね。どうぞ、粗茶ですが」
すると、彼は少しだけ体をビクっとさせた。たぶんこの部屋に私がいることが分かっても、肉眼に捉えることはできないのだろうな。いや、彼の場合センサーなのか?分からない。
「貴方は」
「居候をしております、Aです。多少影が薄いですが、よろしくしてくださると幸いです」
微笑むと、彼も少しだけ笑ったように見えた。サイタマさんほどではないが、それなりに感情を表向きにするタイプなのかな?
「ジェノスだ。サイタマ先生の弟子をすることになった」
「まだいいって言ってねーだろ」
どうやらサイタマさんは彼を弟子にするのが反対らしい。というか、付きまとわれたくないのだろう。ここ数ヶ月で、彼の性格が少し分かってきた。
「いいじゃないですか。彼、真面目そうですし」
「彼女さんもそう言ってることですし、お願いします。先生」
ん?今なんて言った?
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うささん(プロフ) - ワンパンマン大好きさん» え、何でも……しないですか……番外編の方をお楽しみに! (2019年7月18日 19時) (レス) id: e71d51b2fb (このIDを非表示/違反報告)
ワンパンマン大好き - いえいえ!大丈夫です!これからも頑張ってください!応援してます!でも童帝君の出番増やしてくれたら嬉しかったり発狂したり…(お願いします童帝くん小説書いてください何でもしますから!…なんでもするとは言ってな(すみません)) (2019年7月18日 16時) (レス) id: bda1ec34af (このIDを非表示/違反報告)
うささん(プロフ) - ワンパンマン大好きさん» 童帝くん好きですか!出番少なくてすみません…… (2019年7月17日 23時) (レス) id: e71d51b2fb (このIDを非表示/違反報告)
ワンパンマン大好き - 童帝君最高(真顔) (2019年7月17日 22時) (レス) id: bda1ec34af (このIDを非表示/違反報告)
うささん(プロフ) - らいさん» もうって感じですよね……、頑張りやす! (2019年5月15日 15時) (レス) id: e71d51b2fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うささん | 作成日時:2019年5月12日 20時