ー無免ー ページ39
「ナイスファイト」
すごい速さで移動したと思ったら、彼の手の中には無免ライダーと思われる男性がいた。そして、その横にはボロボロのジェノスさんが。
「お、おい、ジェノス!お、おま……生きてるのかそれ!?」
でも、私はそんなことどうでもよかった。なぜなら目の前にいる怪人が、確実にサイタマさんをターゲットにしたから。
「A、降りてジェノスとこいつを避難させろ。いま、海珍族とやらをぶっ飛ばすからな」
私が背から降りた瞬間、海人族の長が、私のいたサイタマさんの後頭部めがけて1発食らわせる。……彼なら大丈夫、私は自分の出来ることをしよう。
「大丈夫ですか?」
私は冷静に無免さんの脈を図り、ゴーグルをとって、目を見る。瞼が痙攣していることと、脈があることから生きてることは確か。
「大丈夫ですよ。すぐに終わりますから」
その言葉のとおり、すぐに終わった。海人族の腹に開いた風穴は、彼の強さを物語っていた。が、それを言い換えれば他のヒーローの弱さを語っていた。
ぽつりぽつりと、他のヒーローはいらないとか、無駄という声が上がってきた。私は彼らと同じ立場なので、何も反論できなかった。
「いやーラッキーだった」
サイタマさん?
「他のヒーローが怪人の体力奪っててくれたおかげで、すげー楽に倒せた!」
……貴方はなんて
「遅れてきてよかった!」
……素晴らしいのだ。
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うささん(プロフ) - ワンパンマン大好きさん» え、何でも……しないですか……番外編の方をお楽しみに! (2019年7月18日 19時) (レス) id: e71d51b2fb (このIDを非表示/違反報告)
ワンパンマン大好き - いえいえ!大丈夫です!これからも頑張ってください!応援してます!でも童帝君の出番増やしてくれたら嬉しかったり発狂したり…(お願いします童帝くん小説書いてください何でもしますから!…なんでもするとは言ってな(すみません)) (2019年7月18日 16時) (レス) id: bda1ec34af (このIDを非表示/違反報告)
うささん(プロフ) - ワンパンマン大好きさん» 童帝くん好きですか!出番少なくてすみません…… (2019年7月17日 23時) (レス) id: e71d51b2fb (このIDを非表示/違反報告)
ワンパンマン大好き - 童帝君最高(真顔) (2019年7月17日 22時) (レス) id: bda1ec34af (このIDを非表示/違反報告)
うささん(プロフ) - らいさん» もうって感じですよね……、頑張りやす! (2019年5月15日 15時) (レス) id: e71d51b2fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うささん | 作成日時:2019年5月12日 20時