検索窓
今日:40 hit、昨日:11 hit、合計:393,287 hit

ー会議中ー ページ15

ゾンビマンside

 S級集会があったが、参加人数は三人。俺、シルバーファング、童帝。定例会議みたいな者で、ヒーロー認定試験が近くなるといつもやっているあれだ。正直、参加する気はなかったが、たまたま道で童帝にあって連れてこられた。

「またA級がセミナーを担当するから手薄になっているところをカバーしてくれって事だろうね」

 たく、めんどくせーな。

 俺は確かに怪人を倒すが、汗を掻いたりして正義を掲げるようなヒーローじゃねえ。どっちかというと、出会ったから倒す。といった感じだ。

 沈黙が流れ、そんな中携帯電話の着信音が響く。俺のじゃないだろうし、誰のだ。

「出んのか?」

 視線は俺へと向いている。俺?いや、俺の連絡先を知っている奴なんて、ヒーロー協会ぐらいしか。

 電話番号を見ても、誰か分からない。どうせ、間違い電話か何かだろう。そう思ったが、視線がこちらに集まっているので仕方なく電話にでる。

『もしもし。ゾンビマンさんのお電話でお間違いないでしょうか』

 女の声。一瞬誰かと思ったが、この前のことを思いだした時には、席を思わず立つくらい驚いていた。

『もしかしてお仕事中でしたか?』

「いや、そんなことはない」

 俺は電話を切られるのが怖くて、思わず嘘をついてしまった。名前も知らない女相手に、何をやっているんだ俺は。

『なら良かったです。あ、連絡遅くなってすみません。少し多忙でして』

「いや全然、かまわない」

 とか言ってるが、実際一週間連絡が来なかった時は、泣きそうになった。俺は内心ずっとガッツポーズをしている。

ー彼女ー→←ー連絡先ー



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (165 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
290人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

うささん(プロフ) - ワンパンマン大好きさん» え、何でも……しないですか……番外編の方をお楽しみに! (2019年7月18日 19時) (レス) id: e71d51b2fb (このIDを非表示/違反報告)
ワンパンマン大好き - いえいえ!大丈夫です!これからも頑張ってください!応援してます!でも童帝君の出番増やしてくれたら嬉しかったり発狂したり…(お願いします童帝くん小説書いてください何でもしますから!…なんでもするとは言ってな(すみません)) (2019年7月18日 16時) (レス) id: bda1ec34af (このIDを非表示/違反報告)
うささん(プロフ) - ワンパンマン大好きさん» 童帝くん好きですか!出番少なくてすみません…… (2019年7月17日 23時) (レス) id: e71d51b2fb (このIDを非表示/違反報告)
ワンパンマン大好き - 童帝君最高(真顔) (2019年7月17日 22時) (レス) id: bda1ec34af (このIDを非表示/違反報告)
うささん(プロフ) - らいさん» もうって感じですよね……、頑張りやす! (2019年5月15日 15時) (レス) id: e71d51b2fb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:うささん | 作成日時:2019年5月12日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。