呪力が憑いてた【呪術廻戦】

44話 ページ45

ふと帳が降りていることに気がついた


先生たちが言ってた通り、侵入者がいたんだ

...野薔薇ちゃんたち、大丈夫かな




心配していると、気配を感じた


呪いの気配だ


急いで振り返ると誰もいない


気の所為...？


｢やぁ｣


じゃ、ない...！！


この前のツギハギ男...！！




私は何もできない


じゃあ何故こいつは私の所へいるんだ


さっきからジロジロ見るだけで何もしてこない


『《何が狙い？》』



真人｢わー怖いなあ
そんなに睨まないでくれよ

蘭奈家の形見がどんな奴かちゃんと見たかっただけだよ｣


"蘭奈家の形見"


前にあった時も同じことを言ってた


『《両親は物心つく前に死.んでる

お前、私の家の事何か知ってるのか》』



真人｢君に教えるメリットがないかなっ｣


ヘラヘラと笑う真人


『い、え...！！！』


真人｢ははっまた喋った

やっぱ面白いね君｣




口を割らない

割ってみせる


何をしてでも...！！



呪力を操作して真人を捕まえようとする


帳のように閉じ込めちゃえばいい


それくらいなら私だって...！！



すると真人は｢残念｣と呟き、私の方へ走ってきた


捕まえようとした呪力を体に戻して自身を守ろうとするが間に合わず、腹を蹴られた



『ぅぐっ...！！！』


咳き込んでいると、地震みたいな音が沢山聞こえてきた


帳が、消えた...



真人｢なんだ、もう時間か｣



『ま...て、』


そう言い残して、真人は消えた

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