呪力が憑いてた【呪術廻戦】

19話 ページ20

｢舐めるなよ小童が！！！

そのニヤケ面ごと飲み込んでくれるわ！！！｣


ﾋﾞﾘﾋﾞﾘｯ

始めてくる恐怖の感じ方


この呪霊が、弱い？


五条先生は余裕そうな笑みを浮かべている

ただ強がってるんじゃない


"五条先生にとって"弱い



やや信じ難いが、本当にそう思っているんだ


ぽん、と頭に手が乗せられる


五条｢大丈夫

僕から離れないでね｣


手が震えていつもとは別の意味でドキドキしていた

だけどその一言で、その手の温かさで、すごく安心したのも事実


｢領域展開！！｣


呪霊が言う


［蓋棺鉄囲山］


その瞬間、当たりは火山のような場所で包まれた

本物だろうか、幻覚だろうか


温度が高くなっていくことに気づく


虎杖｢なっ...！なんだよこれ！！｣


五条｢これが[領域展開]


術式を付与した生得領域を呪力で周囲に構築する

君達が少年院で体験したのは術式の付与されていない未完成の領域だ

ちゃんとした領域なら悠仁達全員ﾀﾋんでたよ｣


突然恐ろしいことを言われ、拳をきゅっと握った

多分それは生きてることの安心感からだ


五条｢恵はわかってたんじゃないかな｣


...いや言えよ


五条｢領域を広げるのは滅茶苦茶 呪力を消費するけど、それだけに利点もある


1つは環境要因によるステータス上昇

ゲームの[バフ]みたいなもんだね｣


ゲームはした事ないのでわかりません！！！

それよりもさっきから虎杖くんずっと熱いって騒いでるけど大丈夫なやつ？？


五条｢もう1つ｣


火山の影響か、呪霊が動かしているのか岩が突進してきた


五条先生がそれを片方の拳で叩くと大きな音を立てて砕け散った


その状況をみてやっと安心した




五条先生にとって"弱い"ということを信用したからである

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