17話 ページ18
.
その日の水泳授業、自由時間
『ふ、ぁぁ〜。眠い』
私は泳ぎ疲れ、清隆と2人でプールサイドに座っていた
後ろから差し込む日光があったかくて少しだけ眠くなる
清隆「．．．やっぱり、目、腫れてるな。あとで冷やしとくか？」
『へっ？』
隣に居る清隆が急に私の目尻を撫でる
どうやら、泣いた跡がまだ残っていたらしい
自由時間で皆は遊びに夢中だから、こっちを見る人は少ないと思うが、これは流石に近すぎる
『ちょっ、ここはクラスの人が居るから！』
清隆「いたい」
思わず背中を思い切り引っぱたいてしまった
背中、赤くなってないといいけど．．．
櫛田「あ、榊原さーん！！！榊原さんも一緒に泳ごうよ！」
しばらくして、プールで遊んでいる櫛田さんから遊びのお誘いが来た
あの帰り道事件のあとなのに、平気で遊びに誘えるのが正気の沙汰とは思えない
まぁ、清隆がボーッとしてたのも悪いけど！
『ごめん．．．私カナヅチだから。遠慮しとくね』
櫛田「え、そうなの？意外．．．！ でも残念だなぁ。また誘うね！」
『う、うん．．また．．．』
私がやんわり断ると、櫛田さんは去っていった
清隆「．．．．さっき平気で泳いでただろ。俺より早かった。」
『静かに！聞こえちゃうでしょ。 っていうか、本気出してない清隆なんて誰でも勝てるよ』
清隆「さらっと彼氏をディスるな」
『ふふ、ごめんごめん』
＿＿＿＿＿＿ずっとこの時間が続けばいいのに。
清隆と何気ない会話をする時、いつもそう考える
誰よりも清隆と一緒に居て、幸せなはず、なのに
幸せと一緒に込み上げてくる、不安。
私の頭の中で、"この幸せはいつまでも続かないぞ"と過去が訴えかけてくるんだ
『(そろそろ、克服しないといけないな)』
清隆「．．．。」
考え事に耽っていると、少し遠くから平田さんが皆に呼びかけた
話の内容は、勿論ポイントについて
まぁ要はポイントを稼ぐために協力しよう、という事だった
『(こういうのはまず何をするかを最初に言うのが筋だけど)』
でもまぁ、なにか対策をしようということについては賛成だ
『＿＿＿＿＿やっぱり、協力しかないのかなぁ』
綾小路「．．．無理はするなよ」
心配してくれる清隆に、少し頭が下がった
✂
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←16話
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 670人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
綾小路清隆推し同担拒否 - いやよすぎますねっ！ガチで胸きゅんしました、、最高すぎます！ありがとうございます！！胸きゅんしすぎてやばいです。マジで途中のお泊まりする時のあの言葉好きです、、口にすると我慢出来なくなりそうだったからと、、もうヤバすぎですイケメンナチュラルすぎる。 (8月15日 12時) (
レス) @page18 id: e7a53d0fc0 (このIDを非表示/違反報告)
ともえ - うっ胸キュン最高です……！ありがとうございます！ (2022年12月3日 0時) (レス) @page18 id: 27a6582a0d (このIDを非表示/違反報告)
宇佐見(プロフ) - 椛さん» コメント・ご指摘ありがとうございます！！今さっき変更致しました。気に入っていただけて何よりです。 (2022年10月29日 18時) (レス) id: 3228aab75d (このIDを非表示/違反報告)
椛(プロフ) - こんにちは。素敵な作品ありがとうございます。7話の名前変換できていない部分があるので確認お願いします (2022年10月29日 18時) (レス) @page8 id: 80df51df0f (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 最高です！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！ (2022年10月29日 12時) (レス) @page18 id: 0407d7412e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：宇佐見 | 作成日時：2021年9月23日 9時
