【鬼滅の刃】柱が溺愛する××さん。

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曲者だと思っていたけど、凄い優しい子達ばっかりだ。

夕食の準備を進めようとすると、炭治郎は手伝ってくれるし、善逸も努力してくれるし。


伊之助は暇そうだったから、先にお風呂に入ってもらったけれど。




「ありがとう、炭治郎、善逸。もうこっちは大丈夫だから、お風呂入ってきてね」

「っ、はいっ！」




ついつい、二人の頭を撫でてしまった。可愛いから。

嫌だったかも知れないけど許せ。不可抗力だ。









最後に盛り付けをしていると、後ろに気配を感じた。禰豆子ちゃんだ。

そのままくいっと、私の隊服を引っ張って、こっちを見ていた。



何かをねだっているような目をしている。何か欲しいんだろうか。




「むー······むー！」

「ん？どうしたの？」




そのままぎゅうっ、と抱きついてきた。もしかして、味方だと認識されたのかもしれない。

さっきは困惑しながらだったけど、多少の殺意を孕んでいたからなあ。



取り敢えず、炭治郎にしたように頭を撫でると、満足げに笑った。





「むぅー！」

「っ······！？」








なんだこの可愛い生き物。

鬼ってこんなに可愛い生き物だっけ？違うよね変なやつらの塊だもん。



禰豆子ちゃんの姉になりたい。それくらい可愛い。貢がせて······。

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