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ページ35

「御館様」


冨岡と伊黒に会った後、不死川はさっきと同じようにAを羽織で包み、産屋敷の元へ向かった。

今までの状況を説明して、非番を貰うためだ。



「おや、実弥。どうしたのかな?」

「昨晩、Aが血気術に掛かり、幼児に戻ってしまいました。この姿では戦闘も儘ならない

為、戻るまで非番にしていただきたい所存でございます」



「それは大変だね。分かった、非番にしておこう」




産屋敷は不死川にそう告げると、Aを自分の元へ寄越すように言った。

彼女が産屋敷の手に渡ると、産屋敷は手を伸ばし、彼女の頬に触れる。


するとAは頬に触れた産屋敷の手に自分の手を重ねた。

目が見えなくなる前に見た彼女の手より小さい手の温もりを感じながら、ぽつりと呟いた。





「本当に小さくなったんだね、A」

「······?」




不思議そうに産屋敷を見るAは、両手で彼の頬を触った。産屋敷の瞳がほんの少し揺れた。

不死川は突飛な行動をし始めた彼女に心底驚いた。


敬う上司に何をしているんだ、と言葉にならない制止の声が喉から出ることなく消えた。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 逆ハー , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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レミィ - 面白かったです!今コロナが流行っているので気を付けてください! (2020年3月9日 11時) (レス) id: edb0276662 (このIDを非表示/違反報告)
ぴっぴ - とても面白かったです!私もこんな小説が書けるようになりたいです! (2020年1月28日 16時) (レス) id: 113690dea7 (このIDを非表示/違反報告)
Kaede(プロフ) - 零さん» 本当ですね、すいません!ありがとうございます! (2019年10月17日 1時) (レス) id: 7af5a2cf72 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 「吾妻」じゃなくて「我妻」だと思います。間違ってたらすみません (2019年10月16日 23時) (レス) id: ac710565be (このIDを非表示/違反報告)
Kaede(プロフ) - 雪乃さん» 教えてくださりありがとうございます!すぐに直します!指摘コメントありがとうございました! (2019年10月13日 10時) (レス) id: 7af5a2cf72 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kaede | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年10月12日 15時

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