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「······A、か?」
「不死川、お前」
「何でテメェらがいんだよ此処にィ······!!」
青筋をたてながら怒りを表す不死川に、不思議そうな視線と、呆れたような軽蔑したような視線を
投げ掛けるのは、鬼狩りを終えた冨岡と伊黒だった。
「ンだよその目はァ?しばくぞ」
「何か物凄い事をしてしまったようなお前に言われたくは無いのだが。その幼子はお前が
間違いでも起こしてAに孕ませたのでは無いのか?彼奴に瓜二つではないか」
「あってたまるかよンな事ォ、コイツはAそのものだふざけんな」
二人で話している一方、冨岡はじっとAの方を見ていた。
髪で顔が隠れていない彼女が新鮮で、目を奪われていた。
Aは特に怯える様子もなく、彼をじっと見つめ返していた。
「お前は、Aか?」
「んー······うん。おにいさん、は?」
こてんと首を傾げる彼女に、冨岡の心がそわそわと動いた。
そっと手を頭に伸ばし、ゆっくり顔色を伺いながら撫でてやると目を細めて笑った。
「冨岡義勇、義勇だ。」
「ぎ、ゆうさん?蛇の、人は?」
「伊黒小芭内、別に蛇の人でも良いぞ」
「おい待て冨岡」
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レミィ - 面白かったです!今コロナが流行っているので気を付けてください! (2020年3月9日 11時) (レス) id: edb0276662 (このIDを非表示/違反報告)
ぴっぴ - とても面白かったです!私もこんな小説が書けるようになりたいです! (2020年1月28日 16時) (レス) id: 113690dea7 (このIDを非表示/違反報告)
Kaede(プロフ) - 零さん» 本当ですね、すいません!ありがとうございます! (2019年10月17日 1時) (レス) id: 7af5a2cf72 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 「吾妻」じゃなくて「我妻」だと思います。間違ってたらすみません (2019年10月16日 23時) (レス) id: ac710565be (このIDを非表示/違反報告)
Kaede(プロフ) - 雪乃さん» 教えてくださりありがとうございます!すぐに直します!指摘コメントありがとうございました! (2019年10月13日 10時) (レス) id: 7af5a2cf72 (このIDを非表示/違反報告)
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