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自分の着物を破り、不死川の腕を持つと、その布を傷口に巻いた。
信じられない光景だった。
そして、腰まであった長く美しい髪を、不死川の日輪刀で肩まで一気に切り、頭を垂れた。
「······っ、もう血なんか飲みません。
この命尽きるまで、鬼舞辻無惨を倒すために使う事、ここに誓うっ·········!!」
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「よもや、あのような鬼が存在するとは!あの志は見事だった!」
「あの発言、ド派手だったな、気に入った!」
「鬼を入れるなど鬼殺隊の名が廃る。大体······ネチネチ、ネチネチ······」
「お前ら正気か?相手は鬼だぞ?鬼に情なんて要らねぇんだよ、死んで妥当だろうがァ!」
「わっ、私はあの子の貫こうとする姿勢良いと思うなぁ!
凄く格好良かったの、キュンキュンしちゃった!」
賛成派と反対派。それぞれに分かれた柱は夜遅くまで自分達の思いを言葉にし続けた。
討論を重ねに重ねた結果、白蓮は鬼殺隊に入ることを許された。
それからというもの、彼女は前髪で左目を隠すようになった。
訓練や厳しい指導を乗り越え、持ち前の常人ではない身体能力を活かし、
自信で身に付けた呼吸を磨き、『雨柱』となった。
彼女の優しく、時に強い性格や努力は、徐々に彼女に対して嫌悪感を持つ柱たちの偏見を
少しずつ解いていき、いつしか柱全員が彼女を認めるまでになった。
初めて不穏な雰囲気があった白蓮と不死川の間にも、お互いを認めあってからは
仲睦まじい雰囲気が醸し出されるまでになった。
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レミィ - 面白かったです!今コロナが流行っているので気を付けてください! (2020年3月9日 11時) (レス) id: edb0276662 (このIDを非表示/違反報告)
ぴっぴ - とても面白かったです!私もこんな小説が書けるようになりたいです! (2020年1月28日 16時) (レス) id: 113690dea7 (このIDを非表示/違反報告)
Kaede(プロフ) - 零さん» 本当ですね、すいません!ありがとうございます! (2019年10月17日 1時) (レス) id: 7af5a2cf72 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 「吾妻」じゃなくて「我妻」だと思います。間違ってたらすみません (2019年10月16日 23時) (レス) id: ac710565be (このIDを非表示/違反報告)
Kaede(プロフ) - 雪乃さん» 教えてくださりありがとうございます!すぐに直します!指摘コメントありがとうございました! (2019年10月13日 10時) (レス) id: 7af5a2cf72 (このIDを非表示/違反報告)
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