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「それにしても大分やられたな」
2人のおうち。
自分の家よりも安心感あるなぁと思ってから、もうここが家って事でいいのかなって、ちょっと嬉しくなったり。
「あはは、まぁ、物理的な暴力だけだったからマシかも」
ランにぃの大きな手が私の骨と皮だけのような腕を優しく包む。
手当されるのが、くすぐったい。
リンにぃはキッチンでなにか作業中だし、ランにぃとポツポツ会話しながら私は大人しくしてるしかない。
なんで拾ってくれたのとか、彼女いるのとか、聞いたら終わってしまう気がして、話しかけようにも気を張って上手く会話にできない。
意識するって、こんな感じ?
「・・・よし、服脱げ」
「・・・え?!」
「中も怪我してんだろー」
「し・・・してない!」
「嘘つけ」
「や、まじ、まじまじ」
「・・・一緒に風呂入って、下着姿も見て今更恥ずかしがってる?お前」
ニヤついたランにぃへ嫌な予感。
思った通りからかい始めるランにぃが意地悪。
そうだ、この間までは何にも恥ずかしくなかった。
下着姿とか需要ないし〜って、思って、でも、相手に需要があるかどうかじゃない。
相手に、こう、恥ずかしいところとか、見られちゃいけないところを見られてる感じ。
その感じが恥ずかしい。
「いいから見せて」
「だ、だってなんか、だめ・・・。リンにぃならいいよ!リンにぃ!」
ハッとしてリンにぃの方を見れば目を逸らされる。
その間に捲られた服、楽しそうなランにぃ。
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☆真菜*(プロフ) - ありがとうございます! (2023年3月28日 18時) (レス) id: af29f1e969 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - ☆真菜*さん» コメントありがとうございます!!とっても嬉しいです!ぜひぜひお好きなようにお願いします〜!ありがとうございます〜! (2023年3月28日 18時) (レス) id: bc1f8927b1 (このIDを非表示/違反報告)
☆真菜*(プロフ) - 素晴らしい作品を見つけてしまった!どうか私の小説の方でるるさんを宣伝(紹介)してもよろしいでしょうか!!!! (2023年3月28日 9時) (レス) id: af29f1e969 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - ミルねこさん» コメントありがとうございますー!とっても嬉しいです!今後もよろしくお願いしますー! (2023年3月17日 16時) (レス) id: bc1f8927b1 (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - うっ……神作品を見つけてしまった…!夢主ちゃんに感情移入し過ぎで涙腺ヤバいです……!!蘭ちゃぁぁ〜ん!!早く連れ出してぇ!!続き、楽しみにしてます!! (2023年3月16日 21時) (レス) id: 0b8b35e0bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るる | 作成日時:2023年3月2日 0時