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2、見回り ページ2






「おいさどー」


「なんだぶすー」


「はぁ?今ブスっつった!?言ったよね?!ころす!」


「ブスがブスって言われて怒ってんじゃねェ、ブスに磨きがかかるぞ」


「私・・・可愛いと思ってた・・・いや待って本気で引かないでごめんって」



いつも通り土方さんに起こされてから

総悟と見回り。


私の方が1つ年下だけど、タメ口呼び捨てなのは今更の話。


本気でゾッとしたような顔してくるから焦るやんやめろ。



「てめェはつくづくこえぇ女でさァ」


「えー褒めてる?」


「耳いかれてんじゃねぇのかィ、そんな不必要な耳俺が切っちまってやらァ」


「怖いって!まじサイコ!まじサド!サドの次元超えてるでしょ!」



だるだると見回りをしてるだけ。

ただそれだけなのに疲れる、心底疲れる。


なんだよこいつまじで。



「はぁ、暇だ、あ、見て、総悟、なんか女の人がひったくられて・・・る・・・ん?」


「馬鹿野郎、あらぁひったくりでィ、よっしゃ」



目の前でひったくりを見つけて困惑。

いまさっきまで暇すぎて頭沸きそうだったのに?


よっしゃ、とバズーカを構える総悟の持っているバズーカを斬る。


さすが私、真っ二つ。



「・・・あーあー、こりゃねぇやぁ、俺の特注品だぜィ?ほら、ここ、総悟って書いてある」


「だっさ」



はっきり言いすぎたのか、打たれ弱い総悟が若干傷ついた顔をした。

いや、バズーカに自分の名前掘ってあんのやばいでしょ。



「あなたたち真選組でしょ?!早く鞄取り返してよ!」


「えー、そう言われると気が進まないなぁ・・・総悟ー行くよーAちゃん行っちゃうよー」


「おめぇ1人で大丈夫だろ、俺は新しいの注文してくらァ」



どんだけ気に入ってたんだよ、ごめんね?なんか、申し訳なくなっちゃうじゃん。


少し悲しげな背中を見送って、ひったくり犯を追いかける。


意外と遠くまで行ってしまっていたけど、剣を鞘から抜くことなく捕まえられた。



「土方さ〜ん、始末書中の土方さ〜ん、ひったくり犯捕まえた〜原ちゃんこっち送って〜」


「のびのび話すなイライラする!」



短気かよ、と心の中でつっこむ。


私は日頃から4つのトランシーバーを持たされており

近藤さん、土方さん、山崎、そして全隊長とつながってるやつ。


わざわざ土方さんのを選んだのは嫌がらせだ。近藤さんどうせ屯所にいないし。


すぐにパトカーが来て犯人逮捕。

総悟には始末書、私には団子が送られました!


3、心配→←1、最強女隊士



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あい(プロフ) - eight40094さん» コメントありがとうございます!すっごく嬉しいです!これからもよろしくお願いしますー! (2021年2月9日 7時) (レス) id: 7ef5ab0f96 (このIDを非表示/違反報告)
eight40094(プロフ) - あぁ、早く続きが見たいです!忙しいと思いますが、作者様頑張ってください! (2021年2月9日 3時) (レス) id: c00f201ead (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あい | 作成日時:2021年1月30日 23時

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