第9話~気取り屋?~ ページ12
(人1)視点
彩「それほんと?」
黒木「あぁ、ホント……」
若武さんが特別クラスのドアをあけると、中には3人がそろっていた。
話し込んでいた上杉さんと黒木さんとが、笑いながらこっちを振り返る。
小塚さんは、一人離れたところで、星座早見盤を動かしていた。
私は、自宅から持ってきた本を読んでいた。
貴方「若武さん、どうしたんですか?」
若武さんは、ひとりひとりに視線を配ってから、おもむろに口を開いた。
若武「大事件だ」
大事件?!
面白いものを見つけた猫みたいに、
私の目がキラキラしているのが自分でもわかる。
立花さんは、何故か転けそうになっていた。
そういえば、さっき上杉さんが、
若武さんのことを気取り屋って言ってたのはこの事だったのかな?
………うん、確かに。(微笑
黒木さんが、ふっと笑って口を開いた。
黒木「秀明の前でネズミでも死んでたのか?」
上杉「いいや…」
そう言ったのは、意外にも上杉さんで…
上杉「誰かが階段から落ちて、鼻の頭でも擦りむいたのさ」
2人は顔を見合わせ、それからクッと笑い出した。
それだともちろん若武さんは怒るわけで…。
若武「俺のチャリが盗まれたんだっ!」
すると、2人は笑いを消し、真剣な表情になった。
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幸美シオン - 原作との流れに入れても自然な感じがします!これからも頑張ってください! (2015年11月10日 6時) (レス) id: 5d8807acba (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 面白いです。KZの小説でオリジナルの主人公って少ないのでうれしいです。更新頑張ってください。応援しています!! (2015年10月27日 22時) (レス) id: 7579ab75e5 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ - おもしろい (2015年10月26日 16時) (レス) id: 61b8cc2084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無気力 | 作成日時:2015年10月11日 22時