ねぇ、なんでよ……「3年A組」stage3

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柊「人は、なぜ！！死ぬのに、生きると思う？」









柊先生は一人一人を見ながらそういう。









確かに、なぜだろう。









どうせ。死んでしまう命なのに。









辛いこととかあるなら生きなきゃ経験しないのに









なんで生きるんだろう









柊「……答えは教科書にも乗ってないし、俺が知ってる訳でもない。



この疑問は誰にも解けない。けどそこが問題じゃない。



視点を変えてみるんだ。」









柊「……お前は、なんのために生きる？
生きて、何をする？それが目的だ。





茅野、今お前は何をしている？」








茅野「澪奈の死を……無駄にしたくない。もう二度と犠牲者をださないように、この10日間先生の授業をうけています。」









柊「鈴木、お前は。」








私「……。」






わ、たしは……。生きて、何をする？





お父様とお母様とお姉様は小さい頃から私をゴミを見るような目でいつもいつもひどい言葉を投げかけられた。








澪奈を、ころして、しまった。









その過ちを、私は逃げては行けない。









死にたいなんて、そんなこと言っちゃいけないんだ……！









私「きちんと、過去の過ちを……重みを……感じる。」









唯月「……A……。」









柊「そう、お前たちはまだ、幸せだ。





食べ物を食べたり、睡眠が取れたり、風邪なんかすぐ治ったり、お風呂に入ったり……。







いいか、”生きる意味”なんて考えなくていいんだよ……！！幸せだから生きる意味なんて考えなくていい！



好きな道を歩め！誰に言われようと、お前らはお前らの道を進んでくれ！辛い時だってある！でもそれと同じくらい、幸せな時が必ず来る！！




だから！！生きている今を楽しめ……！」









一筋、頬に何かが滑り落ちた気がした

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