検索窓
今日:31 hit、昨日:28 hit、合計:526,715 hit

94 ページ5

涼音side






そんなっ……





涼音「っ……ほんとっ……なの……?」






私は蓮を見る。







蓮は頷き、こう言った。







蓮「ああ。本当だ。涼音と付き合いはじめてから、まだ自分の気持ちを伝えきれてないモヤモヤが胸の中にまだあって……直接本人に言おうと思ったんだ。




そしたら、Aが言ってくれたんだ。



涼音を幸せにしなかったら、許さないからねって…………。」









涼音「そん……なっ……」






そんなことって……








どうして……?






私、あんなにひどい言葉かけて傷つけて……








私は腰が抜けて、座り込んだ。









どうしよう……







私Aに沢山酷いことばっか言ってきた……









それなのに……Aは私のことを……








先程の坪井といい、Aといい、私はなんてことをしてきてしまったんだろう……









心の奥底から後悔と、今更後悔する自分に悔しく、涙が溢れ出てくる。








涼音「私……酷いこと……した……。」







私「……ちがう……。」






ちがう……?違うって何が……?







涼音「え……?」









私「……私が……いけないの……。


こういう勘違いをちがうって、言えなかった。



坪井先生のように、涼音のこと、傷つけた。分かってたのに……心の中ではちがう……違うよって……思ってるのに……口に出せなかった私が……いけないの……。」








私「私が……弱いから……。」









その時のAは私たちに初めて見せた弱音だった。









私「私は……もう、気にしてないから……。

でも、坪井先生にはきちんと謝ろう……?」









そう言って優しく差し伸べてくれる手。







私はゆっくりとその手を掴み、パソコンへとたった。







坪井「水越……。」







涼音「坪井先生……私は水泳部の辞めさせられたことを根に持ってあの動画を配信しました。




本当に……すみませんでした…………!」





そう言って深々と頭を下げる






坪井「……水越、頭をあげてくれ。」








そう言われ、頭をあげる。





坪井「俺も……すまなかった……。あんな言い方は……なかったよな…………。」






そう言ってくれた……





どうして、こんなに……許してくれるの……?







坪井「でも、動画ってなんの事だ……?」






え……??

95→←93



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (208 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
916人がお気に入り
設定タグ:柊一楓 , 3年A組 , 甲斐隼人
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Asahi - いつも読ませて頂いています!逆転優勝おめでとうございます(^^) (2020年9月13日 22時) (レス) id: adbf76b9c4 (このIDを非表示/違反報告)
シュガー - 緑組、逆転優勝おめでとうございます!この小説大好きです!他も頑張ってください! (2020年5月27日 11時) (レス) id: c71c96e89f (このIDを非表示/違反報告)
Ta_mu_pu(プロフ) - ありがとうございます!! (2019年9月22日 13時) (レス) id: c4889ab0e5 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄く面白いです!これからどうなるのか楽しみです。頑張って下さい! (2019年9月20日 23時) (レス) id: 7c779db0ef (このIDを非表示/違反報告)
Ta_mu_pu(プロフ) - ありがとうございます! (2019年9月2日 17時) (レス) id: c4889ab0e5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すず | 作成日時:2019年5月22日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。