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私「ん……」








柊「……!起きたか……?鈴木」









私「あ……はい……」







あれ、私なんで美術室にいるんだっけ……









唯月「A!」





甲斐「鈴木!」




あ、そっか。




私、倒れたんだった






柊「もう具合平気そうだったら教室に戻れ。」







私「……ひとつだけ……。」








柊「?」








私「ひとつだけ、いいですか?」






柊「……なんだ」






私「あの動画は武智大和……じゃないですよね?」







柊「……そうだ。」







私「…………。」








やっぱり、そうか。






柊「鈴木……お前は何者なんだ」







柊先生は眉をひそめて私を真っ直ぐとらえる









私「…………。」







柊「今の件もそうだ。なぜ、鈴木があの動画は武智大和じゃない……そう分かったんだ?」







私「そんなミスをしないからです。

だって、顧客リストの存在を知っている……あんなミスをしない。」








柊「…………え…………」







私「もう、いいですか……?私はこれで失礼します。」








ピシャリ







柊「鈴木が…………犯人……?」








そう呟いた声はどこかしら震えていて、静かな空間に消えた








ガラッ




唯月「A?!」






甲斐「もう、大丈夫なのか……?無理、してないか……?」







涼音「A……。」







里見「鈴木……!!」









私「みんな……ありがとう。もう大丈夫だよ。






それと、さっきの続き……。みんなに言おうと思うんだけど……。




聞いてくれる……かな……?」









甲斐「あたりめーだ。ただ、無理して言わなくてもいい……。」






唯月「もちろん!!」



1度深呼吸をする。



そして、深く息を吸う




私「……私は……もう、長く、ありません。」


一語一句少しずつ息をはき出す






みんなは目を見開いて、息をするのを忘れたほどだった






唯月「……え、」






やっと振り絞った声がこれだった

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Asahi - いつも読ませて頂いています!逆転優勝おめでとうございます(^^) (2020年9月13日 22時) (レス) id: adbf76b9c4 (このIDを非表示/違反報告)
シュガー - 緑組、逆転優勝おめでとうございます!この小説大好きです!他も頑張ってください! (2020年5月27日 11時) (レス) id: c71c96e89f (このIDを非表示/違反報告)
Ta_mu_pu(プロフ) - ありがとうございます!! (2019年9月22日 13時) (レス) id: c4889ab0e5 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄く面白いです!これからどうなるのか楽しみです。頑張って下さい! (2019年9月20日 23時) (レス) id: 7c779db0ef (このIDを非表示/違反報告)
Ta_mu_pu(プロフ) - ありがとうございます! (2019年9月2日 17時) (レス) id: c4889ab0e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すず | 作成日時:2019年5月22日 22時

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