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柊「……そろそろ、8時だ。」









そう言って先生は裏校舎へと向かった









座り込んだ私をとりあえず教室にと、甲斐くんが抱き寄せて立たせてくれた。








甲斐「……教室……運ぶぞ。歩けるか?」






その問いにただ頷き、私は教室へ重い足を運んだ









教室モニターがあってみんなと私ははただ黙ってそれを見ていた。







武智「…約束通り1人で来ましたよ。」







柊「貴方とはきちんと話がしたかった。」







先生がそう言うと武智大和はふっと笑った。






何故、笑っているの?







何故、笑えるの?





ふつふつと湧く憤りと疑問を持った





武智「僕もですよ……柊先生、一体どうしちゃったんですか?こんな事件起こして。」









柊「貴方がフェイク動画で景山澪奈を死に追いやったりしなければ何も起きませんでしたよ。」






澪奈だけじゃない……文香さんだって貴方がやった








武智「だから、言ったでしょ!!

フェイク動画のことなんか何も知らないし、ベルムっ……ベルムっ??
そんなの全然!!」





そう言うと、先生はポケットから携帯を取り出して武智大和の前に出し、音声を再生した。






“景山澪奈のフェイク動画のやつありがとうね。
ほら、ドーピングのやつ。……これで彼女の選手生命は終わりだね。あの方からも報酬が来る“





あの方って……父様のことか……。







武智「……それは、なんだろうか??」



柊「貴方の電話を盗聴したんですよ、だいぶ前に。」



さすがに焦ったのか、武智大和は少し怒鳴った





武智「盗聴は犯罪だ!!法的にはなんの証拠にもならない!!それに!そんなものはデタラメだ!!!」





そう言って柊先生を睨み指を指す。







柊「……あなたは、景山澪奈に、豪翔大学のスポーツ推薦の話を持ちかけましたよね……?」





武智「それがどうした?笑
俺は彼女の才能を高く評価した!だから、より良い環境を与えようとしただけだ。」









みんなはどうして









嘘をつくんだろう。

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Asahi - いつも読ませて頂いています!逆転優勝おめでとうございます(^^) (2020年9月13日 22時) (レス) id: adbf76b9c4 (このIDを非表示/違反報告)
シュガー - 緑組、逆転優勝おめでとうございます!この小説大好きです!他も頑張ってください! (2020年5月27日 11時) (レス) id: c71c96e89f (このIDを非表示/違反報告)
Ta_mu_pu(プロフ) - ありがとうございます!! (2019年9月22日 13時) (レス) id: c4889ab0e5 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄く面白いです!これからどうなるのか楽しみです。頑張って下さい! (2019年9月20日 23時) (レス) id: 7c779db0ef (このIDを非表示/違反報告)
Ta_mu_pu(プロフ) - ありがとうございます! (2019年9月2日 17時) (レス) id: c4889ab0e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すず | 作成日時:2019年5月22日 22時

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