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私「……え、今なんて………………。」









柊「今ニュースで出てる。


……鈴木のあ……お前の姉の遺体が見つかったそうだ。」









理解するには充分な時間が必要だった。








え、だって、そんな……え……?









そんな、はずないよ……








姉様は誰よりも愛されていた









過去







メイド「A様って、お嬢様感がありませんのよね……。」









メイド「あ、分かります!!のあ様とかだったら、結構しとやかですわよね……!
成績も良いし、顔整ってらっしゃるし……。」









メイド「ほんと、A様とは大違い……!」









母様「のあ、気をつけて行って来るんですよ。」









父様「のあ、今日は誕生日だろう?ほら、プレゼントだ。」









誰よりも姉様は愛されていた。









姉様「あんたなんかただのゴミ。」





姉様は私の事嫌いだったかもしれないけど、私は好きだった。完璧な姉様に私はなりたかった。






それに比べて私は…………。






父様「使えない駒だ。」






母様「私はそんなゴミに育てた覚えはありませんよ。」





メイド「ほんと、A様とは大違い!」






見る目が違った。





私だけが……冷たくされて……。


鈴木家になんで生まれて来たんだろうって何回も思った。


でも恨んじゃいなかった。



それでも養ってくれることに感謝した。


食べ物を食べれること、寝れること、お風呂に入れること……それをできるのってやっぱり当たり前のことでは無い。

それをしたくても出来ない人だっている。



だから恨んじゃいなかった。



現在



私「何言ってるんですか……?そんな訳……そんな……訳……。ないじゃないですか!!デタラメ言わないで!!!」




私の大声でみんなが廊下へやってきた






甲斐「鈴木……?」





唯月「どうしたの?」




涼音「A……?」






柊「これは、本当だ。犯人はまだ分かっていない。調査中だ。」





崩れ落ちた






一体……誰が……?こんなことを……




光のない瞳に涙が溢れてきた









涙が溢れたのは









姉様を殺した犯人が分かった瞬間と同時だった









まさか、貴方が…………。

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Asahi - いつも読ませて頂いています!逆転優勝おめでとうございます(^^) (2020年9月13日 22時) (レス) id: adbf76b9c4 (このIDを非表示/違反報告)
シュガー - 緑組、逆転優勝おめでとうございます!この小説大好きです!他も頑張ってください! (2020年5月27日 11時) (レス) id: c71c96e89f (このIDを非表示/違反報告)
Ta_mu_pu(プロフ) - ありがとうございます!! (2019年9月22日 13時) (レス) id: c4889ab0e5 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄く面白いです!これからどうなるのか楽しみです。頑張って下さい! (2019年9月20日 23時) (レス) id: 7c779db0ef (このIDを非表示/違反報告)
Ta_mu_pu(プロフ) - ありがとうございます! (2019年9月2日 17時) (レス) id: c4889ab0e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すず | 作成日時:2019年5月22日 22時

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