ねぇ、なんでよ……「3年A組」stage3

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兵頭君達が口々に武智大和を犯人とした仕上げる








けど、瀬尾くんが口を挟んだ









瀬尾「ちょっと待てよ。今まで先生が言ってきたことは憶測だろ……？
武智がやった証拠はあんのかよ？」








柊「……逮捕に繋がるようなものは無い。」










瀬尾「…やっぱそうか…。あんたは決定的な証拠がないから、学校に立てこもって騒ぎを大きくしたんだろ？」








諏訪「……？どういうこと……？」









瀬尾「印象操作だよ……。これだけ大きな声で“犯人だ“って言えば、皆こぞって粗を探し出す。……ましてやテレビにも出る有名人だ。
フェイク動画の証拠が出てこなくても、社会的制裁は十分に受ける。……これで武智じゃなかったらどうするつもりだよ？」









涼音「でも……ぶっきーは確証がなきゃ、そんなことは言えないよ？」









瀬尾「けど、証拠がねぇだろ！？だったら、わかんねーじゃねぇか！！」









魚住「……私も、武智先生がそんなことするような人だとは思えない……。」









兵頭「お前ら、なんでそんなに武智の肩持つんだよ？」









熊沢「瀬尾君と華は……武智先生の推薦で豪翔大学のスポーツ推薦が決まってるから……。」







あ……そう言えば、瀬尾くん言ってたような……。








石倉「あー、、、。」









真壁「武智が問題をおこせば、推薦が無くなるってことか……。」








すると、柊先生の病気のせいで腰辺りを抑え、


こういった









柊「…っ、いいだろう。……だったら、瀬尾。自分の手で武智先生の身の潔白を証明してみろ。
この動画に映ってる人物が武智先生じゃなければ、シロの可能性が高まる。
……解析してみろ」







そう言って動画のうつってるパソコンを瀬尾くんに渡す。







先生が出ると同時に茅野さんも出ていった









茅野さんは、何かを隠している……？







怪しい……。









茅野さんはあの時、“そんなのありえない“って、言ってた……。









やっぱり茅野さんは何かを知っているの……？









先生、死なないでね……






届くはずのない、先生の背中にそう、呟いた。









勿論、心の中で……ね。

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