いじめっ子 *そらちぃ ページ42
ガチャリと音が鳴って、すぐに彼が帰って来たと分かる
少し遠いところから彼がただいまーと言う声が聞こえる
そして私もまた少し遠いがおかえりーと声を上げた
「うひゃっ」
気づくと彼は私の後ろにいて
冷たい彼の手が私の頬を包んだ
彼は私の変な悲鳴にケタケタと楽しそうに笑う
私は彼の手をはらって自分の手で頬を覆った
「ごめんごめん」
それでも彼はこれでもかと言うくらいに笑顔をこぼしている
「意地悪そらちぃ…」
しかしそれにしても彼の手は冷たい
私は自分の頬から手を放し、彼の手を掴む
「もう冬だね」
さっきまでいたずらっ子の様な笑顔を浮かべていた彼は急にん?と首を傾げた
そうして私が言わんとすることすぐに分かったらしい
「あー手がね」
冷たいからか、と続くような言葉を発した
これから長い冬が始まるのだろう
彼はふわりと笑って言う
「Aは暖かいなー」
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そーにゃ(プロフ) - あやもちさん» コメントありがとうございます!短編なのに話が繋がってしまっていいか不安でしたがそう言ってもらえると嬉しいです!こちらこそ最後までお読みいただきありがとうございました!! (2017年8月1日 11時) (レス) id: d0b511bd78 (このIDを非表示/違反報告)
あやもち(プロフ) - 素晴らしいエンドでしたサイコーです(早口)←ありがとうございました(*´∀`)♪ (2017年8月1日 2時) (レス) id: 6e3c6d7283 (このIDを非表示/違反報告)
そーにゃ(プロフ) - 三谷さん» コメントありがとうございます!短編集でありながら最後の話まで繋げると言うのも一つのテーマでした。気づいてくれて嬉しいです!そう言ってくれると嬉しいです!また機会がありましたら小説を書いていこうと思いますのでまたどこかでお会いしましょう! (2017年5月14日 23時) (レス) id: 794bc085aa (このIDを非表示/違反報告)
三谷(プロフ) - 毎回読むのがすごく楽しみでした!最後の結婚の話まで全部繋がってたんだなぁと思うとすごくキュンキュンします!またそーにゃさんのアバンティーズの小説を読めるのを楽しみにしています(´∀`*) (2017年5月13日 23時) (レス) id: f63b48d130 (このIDを非表示/違反報告)
そーにゃ(プロフ) - みなみさん» リクエストありがとうございました。喜んでもらえて良かったです。また何かリクエストがありましたらよろしくお願いします!今後とも短編集をよろしくお願いします! (2017年4月28日 20時) (レス) id: 794bc085aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そーにゃ | 作者ホームページ:http://puchiamatheater
作成日時:2017年4月2日 3時