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26話(過去) ページ27

その日は何の変哲もない、ライブの日だった。
私は知り合った百瀬くんと、お姉さんの瑠璃さんと一緒にいた。

未完成な僕ら

私の一番好きな曲。
兄さんと千斗がパフォーマンスをする。


「千!」

「えっ……」


ガシャアァァン!!!



誰かの悲鳴が聞こえた。
救急車を呼ぶ声が聞こえた。


「兄さん!」


構わず、私はステージに駆け寄った。
けれど、千斗の背中が阻んだ。


「万! 万!」


そこから、何があったか覚えていない。

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作者名:通りすがり | 作成日時:2019年7月8日 9時

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