番外編 ページ39
番外編
ーコーヒーー
・。・。・・。・。・
ただいまバイトの休憩時間です!
珍しく30分も休憩をもらったので、コーヒーを飲んでいます。
こんな性格ですが、ブラックコーヒーが大好きです!一人で静かに飲んでいました!
なのに…
「栗原ってコーヒーにはなんも入れない人なんだねー」
「あ、俺もたまに入れない」
『…』
なんと同じタイミングで、先輩とさとみも休憩をもらっています…。
「ねー、苦くないの?」
『苦くないですよ。飲んでみますか?』
「え“っ……や、僕は……」
「あれ、ころちゃん?もしかして苦手?え?大の大人が?えぇええ?」
『や、別に大の大人がブラックコーヒー飲めるとな限らないでしょ…』
「そ、そんなことないし!いいよ?飲めるから貸して栗原!」
『えぇー……はい』
私がコーヒーの入った紙コップを手渡すと、グビグビと飲み干した。
「……ン“っ」
「wwカッカッwwwクックッ……wwはぁーーー↑ww」
『先輩ムリしないで…』
眉間にシワが寄って、明らかに無理して飲んでる……もったいないから止めて下さい……
「……うめぇ…」
『お、お疲れ様です…』
「……あ、あ〜。これ間接キスやな」
『「っ!?」』
(そ、その考えはなかったあぁああ!!)
隣を見ると、先輩が顔を真っ赤にして手の甲を口に押し当てていた。
「wwwはぁっwww」
「何言ってんのさとみ君!?か、間接ちゅーじゃねーし!!違うとこに口つけたし!!多分……」
むっ……そこまで否定されるとなんか悲しい……
『先輩……私とは間接キスすらイヤですか?』
「え“ぇっ!?いや、べ、別に……」
「かぁーーあぁっ↑wwww」
すると頭に手を乗せてきて、顔だけそっぽ向いてボソッと呟いた。
「僕は栗原の全てを受け止められる自信あるんだから、ヤな訳ないだろ」
『……わおっ』
何それ、なんか告白みたい。
先輩ってこういう胸にくる言動がいつくるか分かんないから、余計心臓に悪い。
「wwwもwwwやめてww腹痛いぃっwww」
『え?何がそんなに笑えるの?』
「彼、変わり者だから。ほっといてあげて」
『は、はいっ』
先輩こういうの言い慣れてないのかな?
「あ、さとみ君そろそろ仕事戻んなきゃ。行くよ」
「えぇ?wはーい」
『あっ、頑張ってねっ、二人ともっ』
ポンッ
「頑張ってくる」
バタン、と控え室の扉が閉まった。
先輩の手の感触の残った頭を擦りながら、ボスッと椅子に座った。
(休憩時間被ってよかったな)
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七海 - 七海って呼んで☆私、敬語苦wwじゃあ、私もあんりで!ありがと〜! (2020年4月20日 22時) (レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - ろのさん» 夢主ちゃん可愛く出来てますか!?よかったぁ……確かに現実でこんな子、なかなかいませんもんね!(笑) (2020年4月20日 20時) (レス) id: 7624e9c568 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - 七海さん» 七海!でいいんですか!?タメも!?やったぁー!そうします!私のこともあんりって呼んでくれると嬉しい!ありがとう! (2020年4月20日 20時) (レス) id: 7624e9c568 (このIDを非表示/違反報告)
ろの - あんりさん» 主人公ちゃんかわいいですよ!現実にこんなかわいい子いたら付き合いたい(←by女) (2020年4月20日 11時) (レス) id: 5062ea37bc (このIDを非表示/違反報告)
七海 - あと、私の事、七海って呼んでくれていいですよ!あと、タメでいいです!その方が話しやすいだろうしww (2020年4月20日 0時) (レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんり | 作成日時:2020年3月6日 15時