12.再会の喜び ページ13
目を覚ますと白い天井が目に入って来た。
独特な匂いからして恐らく保健室だろう。
あー…、そう言えば気絶しちゃったんだっけ？
宝具解放しちゃったから身体が疲れたのかな…。今度からはもっと調節出来るように頑張んないと！
そこで時計を見ると午後の4時を回っていることに気付く。
ぎゃー！いつまで寝てたの私！
とっくにテスト終わってんじゃんか！
「立香…？」
名前を呼ばれ、起き上がりながら顔だけ向けるとそこに居たのはずっと会いたかった懐かしい顔。
驚きに目を丸くしていると、巨大な扉から何人かが部屋に入って来た。
え、え、え？……ええ！？うっそ…。
「全く、あれ程無茶をしてはいけないと言っていただろうに」
「よかった…！目が覚めたのですね！」
「…本当に貴方なのですか、立香」
「ほんっとにお前さんはよく寝るなあ！」
「…エミヤにジャンヌ…それに、クーにアルトリア…？え、何で…嘘…」
う、そ……。本当に…？
思わず言葉を失い、私は両手で口元を覆う。
いつの間にか、目には涙が溜まっており、零れそうな程に溢れている。
「…藤丸、立香…です。ほ、んと…に…みんな、なの…っ？」
そう問い掛ける私にみんなは嬉しそうに笑い、頷く。それを見た私はとうとう涙を堪え切れずにぼろぼろと泣いた。
「立香、また貴方に会えて嬉しく思います」
「わ、私もです…！立香、ずっと貴方に会いたかった…！」
「こら、ルーラー。少しは抑えろ。マスター…立香の前だぞ」
「…むっ無理、ですぅ…！！」
「まあまあ、いいじゃねえか！嬉し泣きだ。それぐらい許してやれよアーチャー」
本当に…みんなだ…。
また、会えた…！！
涙が止まらない。どうしよう、こんなに泣いたの久しぶりかもしれない。
「立香、驚くのはまだ早いぞ」
「…？」
「ほーら、あんたらも入って来いよ！1番会いたがってたのはあんたらだろーが！」
ほら、入った入った！とクーが部屋に連れて、部屋に現れた人物を見た瞬間、一瞬私の心臓は停止したかもしれない。
やや薄めのオレンジのポニーテール、緑の瞳にへタレ感が溢れる顔立の男性に、薄紫のショートヘアに、片方は前髪に隠れている紫の瞳で眼鏡をした少女。
「マシュ…に、え…？ろ、まに…？ロマニなの…？」
「…うん、久しぶりだね。立香ちゃん」
「お久しぶり、です…っ！せん、ぱい…！！」
そこに立っていたのはDr.ロマンことロマニ・アーキマンと、マシュ・キリエライトだった。
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セブ推し(プロフ) - サヒアさん» ありがとうございました！ (2018年6月11日 16時) (
レス) id: f4753b0a53 (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - セブ推しさん» 藤丸(ふじまる)、立香(りつか)って読みます。説明なくてごめんなさいm(_ _)m (2018年6月10日 23時) (レス) id: c08842489f (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - 珈琲さん» 本当ですね、アホですね私。教えて下さりありがとうございます！最高…！？う、嬉しいです！頑張ります！！ (2018年6月10日 23時) (レス) id: c08842489f (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - 撫菜兎さん» 完結出来るよう頑張ります！！ (2018年6月10日 23時) (レス) id: c08842489f (このIDを非表示/違反報告)
セブ推し(プロフ) - すみません，質問なんですが主人公の名前はなんと読むのですか？教えて下さい((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘ (2018年6月10日 17時) (レス) id: f4753b0a53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヒア | 作成日時：2018年2月16日 23時
