16.夜の出来事…2 ページ45
『次は、当たり前だけどわたしのこと大切にしてくれる人とお付き合いしたいなぁ。あとどんだけゲームしても怒らないひと』
だ「ゲームに関しては俺らにとって必須条件やな」
『まぁでも…しばらくはいいや』
だ「………そうやな」
ズキン、と心臓が痛む。
あんなことがあったもんな。…そりゃ、彼氏いらんくなるわな。
でも、
俺はなによりもAのこと大事にするし
どんだけゲームしても怒らんし
めちゃくちゃ甘やかすし
絶対泣かしたりせん。
やから、俺と付き合お。
…そう言えたらいいんやけどなぁ。
『ねぇ、お酒飲むペースはやくない?w』
だ「え?そうか?」
『弱いんじゃなかったっけw』
だ「弱いけど別に酔っ払うことはないで」
『あんま飲まないだけで意識は正常なタイプね!』
だ「そうそう。Aはきなこと渋ハルと飲んだ帰りに会ったときへらへらへらへらしとったよな」
『たぶんすぐ眠くなるのにがんばって起きてるからへらへらしてるんだとおもうw』
だ「あと顔赤くなるよな」
『え、いまもう赤い?』
だ「赤いし目とろんってしてる」
『やば、恥ずかしwわたしすぐ顔に出るんだよね』
だ「可愛いなぁ」
『え?……わたし可愛い?』
だ「めちゃくちゃ可愛い。ずっと見てられるわ」
『んふふふww』
だ「ちょっとその笑い方はキモいけどな?」
Aは照れたような喜んでるようなデレデレした顔で、頬杖をついて笑った。
『だるまさん、ほんとにありがとね。わたしだるまさんがいなかったら、ずっと一人で悩んで、ずっと一人で泣いて過ごしてたかも』
だ「…ん。」
『荷物も戻ってきたし、気持ちも切り替えられたから!もう大丈夫!だからさ、これからは自分の時間過ごしてね。』
だ「…別にいまも自分の時間過ごせてるけどな」
『だって引きこもりなのにここ数日ずっとわたしに付き添って外出してたし!まじで申し訳なかった』
だ「いや、俺普通にジム行ったり散歩しに行ったりすることあるし気にすんなw」
『え、ジム行ってんの!?だから腹筋割れてんだ!』
だ「そんなゴリゴリに割れてへんけどな」
自分の腹筋を触りながらそう答えると、Aがちょっと触らせて、というのでシャツを捲って見せた。指の腹で俺の腹筋を撫でると、きゃー!と1人で騒ぎ始める。
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宇蘭(プロフ) - HRNさん» HRNさん ありがとうございます♪励みになります!更新頑張りますので、もう少々お待ちください♪ (2023年3月14日 19時) (レス) id: ed273fce11 (このIDを非表示/違反報告)
HRN - 本当に共感できる内容で素敵な小説でした❣続き楽しみにしてます! (2023年3月13日 19時) (レス) id: 0ac97815cb (このIDを非表示/違反報告)
宇蘭(プロフ) - マヨネーズさん» マヨネーズさん!こちらこそありがとうございます!!わたしも書きながらキュンキュンしました。wがんばります!! (2023年2月11日 2時) (レス) id: ed273fce11 (このIDを非表示/違反報告)
マヨネーズ(プロフ) - とても好みの小説でめっちゃキュンキュンしました…!素敵な小説をありがとうございます!これからも楽しみにしてます!! (2023年2月9日 23時) (レス) @page49 id: 7e7652eaca (このIDを非表示/違反報告)
宇蘭(プロフ) - 金成さん» ご指摘ありがとうございます。すぐに修正しました。 (2023年2月8日 15時) (レス) id: ed273fce11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宇蘭 | 作成日時:2023年2月7日 1時