Code-暗号解読-【さとみ×ころん】

　7文字目 ページ7

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『う、そでしょ…』





さっき、反対側にいた人らしきハンター。

ニヤニヤしながら片手に銃を持った青色の髪のハンターは、ゆっくり近付いてくる。





ああ、どうしよう。

今度こそ殺られるかも、どうしよう。愛菜の分も生きないとなのに…

あれ、Cは？





『…C！？ねぇ起きてよ！起きて！』





周りを見渡すとCはいつの間にか古い家の階段に倒れていた。

胸の鼓動はどんどん早くなっていく。

冷や汗が流れる間もなく走ってもいないのに、息はカラカラに乾いている。





「ふっ…ねぇ助けて欲しい？」





『あ…ああああああ"っ！！！』





次の瞬間、触れられてもいないのに身体中に雷が回ったような痛感が通った。

痛い、怖い、助けて。





「はは、力無くなっちゃったねぇ？じゃあ最後に選択肢をあげるよ」





ハンターの声が右から左へ抜けていく感触が感じる。

あぁ、気持ち悪い





「C、いやさとみを助けるか、自分が生きるか。どっちが良い？」





さとみ？Cの本名？

いやどっちでも良いや。そりゃ自分が生きなきゃ駄目でしょ





…何でだろう。

可笑しいよ、今の私は彼を捨てられないや





『どっちも生きたい…』





やっと出た声は掠れて絞り出されたような変な声だった。

発言した瞬間、ハンターの青い瞳が炎が燃えたように赤色に変わった。









「…良い、どっちとも殺ってやるよ」





ああ、どうしよう。









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