Code-暗号解読-【さとみ×ころん】

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『そう言えば二人は何歳なの？』





こんがり焼けた食パンを口にしながら彼らに目を向けた。





「…僕が60でさとみくんが63」





『ﾌﾞﾌｯ…「うわ汚！コーヒー吹くなよ！」





いやいや！コーヒー吹くのも普通でしょ！？60歳！？63歳！？

ジジイじゃねぇかよ！？ってなるでしょ、普通。え？





『真面目に言ってよ』





「Aは？」





無視がここ二日間で定番になってる気がするんだけど…？

て言うか年齢言うの久しぶりかもな





『15歳。まぁ実質50歳なんだよねババアだわー草』





ケラケラと笑いながらお皿を流し台に置くとまた振り返った。




あら。





目を丸くしてパンをくわえた口を緩くしてパンを落とすさとみと、コーヒーカップを倒して溢しているころん。

…あからさま過ぎなんじゃないの、この人達。

政府にバレたらどうするって言うのよ





『あのさあ、演技もうちょっと上手くなりなよ』





「演技してるわけじゃねえし」





ふふ、強がっちゃって。

結局私達は政府に決められた役割でだから嫌でも仲良くしないとなのにさぁ。

なーんで







♪









『なーんで、包丁を私に向けちゃってるの？』





自然と歪む頬と煩い口。





周りの空気は凍り付き、





ただただ彼は泣き震えていて





ただただ彼は泣き叫ぶだけで





最後の彼女は少し笑っていた気がする。









*****

完結したらお話が通じるように書いているので変な書き方をしております。


作ってわずか一週間もなっておりませんが皆様のお陰で、赤星様になりました。

誠にありがとうございます…。引き続き応援頂けると喜びます。(笑)

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