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深澤「で、照は何か手掛かり掴めたの？」
岩本「これだ」
深澤「…わーお」
岩本がベストの胸ポケットから出したのは白い粉の入った小袋だった。
深澤は呆れたように苦笑いを浮かべる。
岩本「薬屋が一時期製造にはまっていたあのハッピーなお薬があっただろう？あれを真似た粗悪品で市場が荒れた事が原因、だと現段階では踏んでいる」
それに関してはよく覚えている。
昔自分が軍属だった時に仲の良かった敵国の軍人によく似た薬屋だ。
最も、同一人物ではなかったし、こちらにいる薬屋の彼は中々にクズさを極めていたけれども。
…そういえば、あの時も少し取り乱しちゃったなぁ。
岩本「ふっか、聞いてる？」
深澤「あえ？聞いてるよ〜！」
岩本「おうてめぇその反応ぜってー聞いてなかったろ」
深澤「えへへ、何だっけ」
岩本「はぁ…」
岩本曰く、政府は先述した市場が荒れている事に気付き、この混乱に乗じて事を起こそうと企んでいるらしい。
しかし、政府だって何回も同じように攻めてくるわけじゃない。
だから「街」に不満のある奴等をとっ捕まえて「裏切り者」を仕立て上げ、攻め入ろうとしているのだろう、と。
岩本「ここからは推測だが、恐らく研究所もこの薬の隠れ蓑にされている可能性が高いと踏んでいる」
深澤「ふぅん。で、ちなみにこの薬、「どういう」やつ？」
岩本「…薬屋に聞いてくれ。お前になら喜んで話すだろ」
何やら言い難そうな顔をしている。余程ヤバいやつなのだろう。
となれば、きっとまた「師匠〜！お目が高いです〜！！」とぴょこぴょこ跳ねながらやってくるんだろうなぁ、と人懐っこいあのピンク髪の青年を思い出しながら深澤はクス、と笑いを零した。
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ch(プロフ) - 湊都様 はじめまして。唐突なコメント失礼致します。本日のmmabラジオを聞いて湊都様の主様と番犬(敬愛心)がまさにそれだと思いこの作品書いてくださったお礼をなんとしてお伝えしなければと馳せ参じました。主様と番犬共大好きです。これからも創作頑張ってください。 (2020年8月27日 23時) (
レス) id: b9b0fe572d (このIDを非表示/違反報告)
皇玲太(プロフ) - 毎度思いますけど、ホント最高です (2020年8月22日 18時) (レス) id: 293e872a7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆづ - お疲れ様でした！今回も楽しませていただきました！このシリーズたちの文庫版が欲しい…。次回も楽しみにしています！ (2020年8月22日 0時) (レス) id: deb2d46d42 (このIDを非表示/違反報告)
湊都(プロフ) - ルカさん» ご指摘ありがとうございます！直させて頂きます！ (2020年8月12日 10時) (レス) id: a535406d45 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 【笑みを絶やし続ける】だと【笑っていない状態が続く】ことを意味するのだと思うのですが、、、間違っていたらすみません。 (2020年8月12日 9時) (レス) id: d9cf94c870 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊都 | 作成日時：2020年8月4日 9時
