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ゆっくり唇が離れて、涼介が私の左手薬指を見つめる。
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涼介「サイズ、ぴったりでよかった。」
「よく分かったね。」
涼介「ふふん、Aが寝てる間にこっそり測った。」
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いたずらっぽく言いながら私の唇に指の腹を当てる。
いつの間に、って思ったけど、最近はひなたの育児に疲れて
うたた寝することが多いから、きっとそのときだろう。
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涼介「あとでちゃんとひなたにお願いしないとなぁ。」
「ん?」
涼介「パパって呼んでほしいなぁ…って。」
「呼び方が違うだけで、もう”パパ”だと思っているよ。」
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そうかなぁって、どこか自信なさげに
ポツリと呟く涼介。
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だけど、誰よりもひなたのことを可愛がって、ひなたのことを想って
誰よりもひなたに愛情を注いできた涼介なら、きっと大丈夫。
心配することは、何もない。
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涼介「あとさ、大ちゃんとこも行こっか。」
「…何て言いに?」
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涼介「とりあえず、Aとひなたのことは任せろばーかって
喧嘩売りに行って…」
「ふふ、うん。」
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ふざけた口調に思わず笑ってしまうけれど、
涼介はちゃんとけじめをつけてくれる。
その言葉に頷くと、それから…と
涼介は続けて口を開いた。
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涼介「“俺はちゃんと強いぞ”って。」
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愛(プロフ) - おはようございます♪何回見ても泣けるお話です(泣)続編見たいです★楽しみにしてます(•‿•) (6月17日 7時) (レス) @page49 id: 170da3309e (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ぱんださん» お返事遅くなりすぎて申し訳ございません…!何度も読み返してくださりありがとうございます。作った者としてこれ以上無い褒め言葉です。マイペース更新になりますがよろしくお願いいたします。 (5月27日 22時) (レス) id: 9a2317564f (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだ(プロフ) - 私はこの作品のファンとして毎度更新を楽しみにしていました。終盤は涙が止まらなくなることも多く、気づけばこの作品にのめり込み、何度も読み返しています。そして何度読んでも毎度号泣しています。今作も楽しく拝読しています。これからも陰ながら応援しています。 (2023年2月5日 7時) (レス) id: 399b55da19 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - るん。さん» 嬉しいコメントありがとうございます!楽しんでいただけて嬉しいです。ちょうど今新作公開したので、お時間あればお越しください。 (2022年12月31日 18時) (レス) id: 9a2317564f (このIDを非表示/違反報告)
るん。 - 本当に本当に本当にお疲れ様でした。最初から最後までとても楽しく読ませて頂きました。小説の本を読んでるかのように読みやすく感情移入しやすかったです。1番好きな小説です!また新作できた際には拝見させていただきます! (2022年12月18日 11時) (レス) @page49 id: fde368863d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりも | 作成日時:2022年10月8日 0時