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______HC side
「おーいA〜〜〜？あれ、ここ電波悪いのかな？」
耳から離してスマホの画面を見つめるも、ご丁寧に5Gと表示されてあった事から電話口の向こうの彼女の声が聞こえなくなったのは俺の電波のせいでは無いみたいだ
「もしもーし、Aの方電波悪いんじゃない〜？」
再びスマホを耳に当てて少し大きな声で喋ってみたけど、やっぱり彼女は無言のままだった
「ドンヒョク、どうした？」
俺の様子を見ていたジェノにそう聞かれて
俺は困った顔をしながらAが急に喋らなくなった事を伝えた
するとどうだろう
何を思ったか俺の言葉を聞くなりいつもは冷静沈着といった言葉がムカつくほど似合うこのイジェノという男が焦ったように俺からスマホを奪い取ったのだ
そして深ーい深呼吸を一回だけして
電話なんだから見えてねーよ！と言いたくなるほど笑顔になったジェノは自分の耳に俺のスマホを押し当てていた
「A〜久しぶり〜ジェノだよ。………うん、うん。…………大丈夫ゆっくりでいいよ。うん……………………そっか………ところでA今から外出れる？え？出れないの？じゃあ俺らが行ってもいい？………やぁA、汚くてもいいって……うん。位置情報送ってよ、みんなで行くから」
電話を切るなりふぅーと息を吐いて椅子に深く腰を預けるジェノは、まるで大きな契約をとれた時の俺のようだった。すると今度はシャキッと背過ぎを伸ばして俺たちを見るなり何の説明も無しにただ一言、行くぞと口を動かしたジェノに全く着いて行けないのはきっとロンジュンも同じだ
「A元気にしてた？」
「それを今から確かめに行くんだよ。ほら早く店出るぞ」
否、着いて行けてないのは俺だけだったようだ
あれだけ勝手に食べるなと言ったのに俺のキムチチゲを貪るように食べていたロンジュンは、ジェノの返答を聞くなりその銀色のスプーンを皿の中へ戻してまるで分かったような顔をしながら上着を羽織って財布を準備している
何も理解できないまま店の外へ出る俺は、タクシーを捕まえようとしている2人の背中をただ見つめる事しか出来なかった。このもどかしさはAに会えば解消されるのだろうか
「うしっ！コンビニ寄ってこーよ！Aんち行くの初めてだから楽しみ〜」
なんて、これから起こる事など想像も出来なかった俺は能天気に2人の肩の上に腕を忍ばせて足を躍らせたのだった
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run(プロフ) - hkrさん» ありがとうございます（ ; ; ）途中作品が消えてしまってご迷惑をおかけしました（ ; ; ）大学編楽しみにしててください♡ (2022年11月29日 10時) (
レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - ephemeral7287さん» 楽しみにしててくれてありがとうございます♡大学編間も無く始まりますので少々お待ちを〜♡ (2022年11月29日 10時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - wakaさん» わーい♡コメントいつもありがとうございます！大学編楽しみに待ってて下さい♡ (2022年11月29日 10時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - まゆえまさん» うわお嬉しいお言葉♡ありがとうございます！大学編準備中ですので少々お待ちくださいね♡ (2022年11月29日 10時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
hkr(プロフ) - 完結おめでとうございます！そして、大学編楽しみにしてます🤍 これからも更新頑張ってください！！ (2022年11月29日 1時) (レス) @page41 id: fcc5d5eeb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：run | 作成日時：2022年11月18日 14時
