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「『ご馳走様でした』」
「いえいえ。あっドンヒョク〜ちゃんとAちゃんの事家まで送れよ〜」
「ヒョンったら当たり前じゃないですか〜」
ジョンウさんのコミュ力にまんまと引き込まれたドンヒョクはちゃっかりご飯までもご馳走になり会計を済ませる頃にはすっかりジョンウさんに懐いているようだった
そんなジョンウさんとお別れをした私とドンヒョクは、2人肩を並べて夜道を歩きだす
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「イタリアンてあんなに美味いんだな〜俺知らなかったよ」
『ほんとだね』
「んでジョンウヒョンめっちゃ良い人だね！最初は何処の馬の骨かと思ったけど」
『ちょっと変わってる人だけどね』
「まぁじゃあ俺の次ぐらいに良い人って感じ？」
『……そうだね。お店のガラスに張り付いた挙句図々しく居座る人よりかは、はるかに大人で良い人だね』
「なんだよそれ…俺はただAとジェミナが心配で…」
優しさの形は人それぞれだ
私とナナを心配して急に会いに来たドンヒョクの優しさは鬱陶しくすら思えてしまうのに
いつもはしつこいぐらい私に干渉してくるジョンウさんの優しさは凄く居心地がよくて。
『心配しなくても大丈夫だよ、ちゃんと忘れるように努力してるし…」
「………A、努力なんてしなくていいんだよ」
『どうして？努力しないと私が潰れちゃうよ』
なんでナナの事になると私はこんなに取り乱してしまうのか。この1週間泣くことも胸が締め付けられる事もなかったというのに
通勤用のカバンの中には休みの間中ナナの事を少しでも考えまいと持ち帰った書類でパンパンだった
その重みと私のナナへ対する未練の重みはどっちの方が重荷なのだろう
「そうじゃなくて、ジェミンともう一度ちゃんと…」
『やめて。もう終わったんだよ』
「そう思ってんのAだけだって」
『だってナナはあの綺麗な女の人を選んだんでしょ？』
もうこれ以上私を惨めにしないで
今にもそう叫んでしまいそうだった。わざわざ終わりを迎えた私達のためにこの町に来たと言う彼のその優しさは何ともありがた迷惑で、早くなる鼓動に合わせて少し早歩きになる私の歩行は徐々に彼を追い越して行った
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run(プロフ) - hkrさん» ありがとうございます（ ; ; ）途中作品が消えてしまってご迷惑をおかけしました（ ; ; ）大学編楽しみにしててください♡ (2022年11月29日 10時) (
レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - ephemeral7287さん» 楽しみにしててくれてありがとうございます♡大学編間も無く始まりますので少々お待ちを〜♡ (2022年11月29日 10時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - wakaさん» わーい♡コメントいつもありがとうございます！大学編楽しみに待ってて下さい♡ (2022年11月29日 10時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
run(プロフ) - まゆえまさん» うわお嬉しいお言葉♡ありがとうございます！大学編準備中ですので少々お待ちくださいね♡ (2022年11月29日 10時) (レス) id: 8f6ebbdacb (このIDを非表示/違反報告)
hkr(プロフ) - 完結おめでとうございます！そして、大学編楽しみにしてます🤍 これからも更新頑張ってください！！ (2022年11月29日 1時) (レス) @page41 id: fcc5d5eeb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：run | 作成日時：2022年11月18日 14時
