不自然4 ページ6
「でも外活動は行きたかった」
中「チッ、だったらついていけばよかっただろ!」
私を抱きしめていた腕を離して、コーヒーを入れに行った後ろ姿を追う。
「何でそんなに怒ってるの?」
腕を引いて問うと、空を仰いで、コーヒーを入れようとしていたカップをデスクの上に叩きつけた。
中「バカか、お前がいちいちごねるからだ!」
「私に書類作成業務させるの誰!そのせいで外に出たくても出れないのー!」
中「わざとそういう仕事をさせてることに気づかないほどバカだったんだな、お前は」
フン、と鼻を鳴らしてコーヒーを入れる。
ポカーンとしてる私の横を通って自らのデスクに座ったところで、やっと理解出来た私の脳。
「三澄班の仕事をさせないように書類作成の仕事回してるってこと?」
中「ああ、そういうことだ」
「やだ、寂しがり屋なんだね!中堂系くん!」
ニッコリ笑顔でそばに行って、頬をツンツンすると殺されそうな目で睨まれたので、一旦退散。
系くんにも可愛いところあるんだなぁ…としみじみ感じていると、ミコトたちが帰ってきた。
「あ、おかえり〜。どうだった?」
ミ「ご遺体4人運ばれてくるから〜」
「了解で〜す」
帰って腰を落ち着ける暇もないまま解剖室へ向かった三澄班。
そのあとを、「行きたくない」だなんて駄々をこねて私の腰に腕を巻き付ける系くんを無理やり引っ張ってついていく。
「お仕事だからね〜仕方ないね〜」
中「俺たちは報告書が残ってる」
「それは系くんがために溜めたせいだし、どうせ私に回すんだから関係ないでしょ〜」
中「チッ…クソッ」
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理音(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみにしています! (9月18日 14時) (レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - 楽しみに待ってます(^^♪頑張って下さい!! (2018年8月4日 17時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
リバシィ(プロフ) - Yuriさん» ああ有難うございます( ; ; )もう少し更新できそうなのでもう少々お待ちくださいませ…! (2018年8月3日 0時) (レス) id: f935d442e4 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませて頂いています。更新、楽しみにしています! (2018年8月1日 18時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
ソニア(プロフ) - リリーさん» 有難うございます!亀更新に拍車をかけてなかなか更新してませんでしたが、気長に待っていただけると有難いです…! (2018年5月28日 19時) (レス) id: f3130aacba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リバシィ | 作成日時:2018年2月23日 1時