不自然3 ページ5
今日の三澄班は、外活動。
練炭でのマーダー・スーサイドの現場だということで、練炭の論文を書いた、練炭のスペシャリストである三澄ミコト先生が行くことになった。
「いいなぁ〜、私も外活動した〜い」
オフィスに誰もいないのをいい事に、大きすぎる独り言を呟く。
あーあ、三澄班のお手伝い行けばよかった〜。
中「じゃあ行けばよかっただろ」
突然所長室のドアが開いて、中から系くんが出てきた。急すぎて心臓止まるかと思った。
「ヒッ」
中「何だその声は」
「い、いや誰かいるとは思わなくって。
でも、行けばよかったは酷くない?」
中「何故だ、行きたかったんだろ」
ソファーが音を立てるほど偉そうに座った系くんは、隣をトントンと叩く。ん?座れってこと?
大人しく隣に座ると、ぎゅっと抱きしめてくる。
「どうしたの?何かあった?」
中「…この前、三澄が言ってただろ」
「…………あぁ!付き合ってるか分かんない、みたいなこと?」
頷いて肯定する。気にしてたんだ、意外。
「系くんには系くんなりの愛情表現があるもんね、言葉にしないだけで」
中「言葉に出してほしいか?」
「ううん、無理して言わなくていい」
中「は?どういうことだ」
「系くんが言いたいって思った人に言えばいいと思う」
実際、医大時代に電話口で夕希子さんに「愛してる」「好きだ」って言ってるのを知ってるから。
「私は代わりになりたくてもなれないからねぇ」
中「…」
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理音(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみにしています! (9月18日 14時) (レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - 楽しみに待ってます(^^♪頑張って下さい!! (2018年8月4日 17時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
リバシィ(プロフ) - Yuriさん» ああ有難うございます( ; ; )もう少し更新できそうなのでもう少々お待ちくださいませ…! (2018年8月3日 0時) (レス) id: f935d442e4 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませて頂いています。更新、楽しみにしています! (2018年8月1日 18時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
ソニア(プロフ) - リリーさん» 有難うございます!亀更新に拍車をかけてなかなか更新してませんでしたが、気長に待っていただけると有難いです…! (2018年5月28日 19時) (レス) id: f3130aacba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リバシィ | 作成日時:2018年2月23日 1時