不自然21 ページ30
オフィスに戻ると、神倉さんが何やら記事を持って入って来た。
週刊ジャーナルが書いた昨日の裁判の記事らしい。
貸してもらって見てみると、女法医学者がなんやらかんやら。
男女平等参画社会が聞いて呆れる。
私が読んでいると、系くんが横から記事を奪い取り
中「おい、書かれてるぞ」
なんてミコトに見せびらかすものだから、
焦って奪い取る。
「ちょっと系くん!」
中「なんだ、そんな怒らなくてもいいだろ」
ミ「いいのよA。そんな記事気にしてないから」
相変わらず実験は続けているみたいで、「やー!」って声が聞こえてくる。
あのお肉、どこから持って来たんだろ。
神「ちょっとちょっと三澄さん!そのお肉どうしたんですか!?」
ミ「自腹です!ドラム式洗濯機ぐらい大きい買い物でした」
「…おいしそう」
呟くと、隣にいた系くんに聞かれてたみたいで
すごい顔でこっちを向いた。
「い、いやあれ焼肉にしたらよくない?」
中「…お前はいっつも食べ物のことばっかり考えてるな」
フン、と鼻を鳴らしてオフィスのど真ん中にあるソファに
腰掛ける系くんを追いかけて、隣に腰掛ける。
そのまま読書を始めるけど、それを無視して話しかける。
「今日一緒にご飯食べ行こうよ!」
中「……何が食べたいんだ」
「えー…何がいいかな」
食べたいものがありすぎて悩んでいると
読んでいた本を閉じて、私の右手を取り
指でなぞったりつねったりしてくる。
これは…何かしてほしい時のサインだ!
493人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
理音(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみにしています! (9月18日 14時) (レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - 楽しみに待ってます(^^♪頑張って下さい!! (2018年8月4日 17時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
リバシィ(プロフ) - Yuriさん» ああ有難うございます( ; ; )もう少し更新できそうなのでもう少々お待ちくださいませ…! (2018年8月3日 0時) (レス) id: f935d442e4 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませて頂いています。更新、楽しみにしています! (2018年8月1日 18時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
ソニア(プロフ) - リリーさん» 有難うございます!亀更新に拍車をかけてなかなか更新してませんでしたが、気長に待っていただけると有難いです…! (2018年5月28日 19時) (レス) id: f3130aacba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リバシィ | 作成日時:2018年2月23日 1時