検索窓
今日:12 hit、昨日:31 hit、合計:129,465 hit

不自然11 ページ13

エンジンがかかる音がすると、どこかへ向かい出すトラック。
と、同時にどんどんと冷気が室内に充満し出す。


「ミコト、どうしよう…」
ミ「大丈夫、とりあえずどこかに着くまでの時間を測って」
「わ、分かった」



こんな時でも冷静なミコト、かっこいいなぁ・・・。
こうしちゃいられない、私も何か役に立たなきゃ!



寒い、と震えるミコトに「大丈夫だから」とアウターを貸したり
手を温めたりしていると、どこかで止まったトラック。



「18分」
ミ「ありがと。電波繋がったから電話してみるね」


ミコトがラボ内に電話をしてみると、案の定系くんが出た。

今の状況を説明しているミコトの代わりに
息を殺して外の様子を伺っていると、突然車体が傾いた。



ミ「キャッ!」
「ミコト!」



壁に打ち付けられそうなったミコトを庇って、背中を強打した。素直に痛い。



中『おい、大丈夫か?返事をしろ』
ミ「A?!大丈夫?!」
「うっ…だ、いじょうぶ…」
中『っ!?Aに何かあったのか!?おい!』



庇った時に捻ってしまった右足首と両手首が動く度に悲鳴をあげる。
それを顔に出さないように、笑うけど、ミコトの顔は晴れなくって。

でも、下の方から侵略して来た水に気づいて、そんなことはどうでもよくなった。



「ねえ!水!入って来てる!」
ミ「カバンの中にキットがあるから取って!」
「分かった!」


痛い痛いと叫ぶ足を無視して、採取する。

その結果をミコトが系くんに報告していると
下にあった伝票に、犯人の名前らしきものがあった。

中『そんなことでわかるか馬鹿!』
ミ「人に馬鹿って言えるくらい頭がいいんですよね!?
 それにAもいるんだから本気で探してください!」
中『クソが…!!』
「ねえ、これ…!」
ミ「大沼悟!!」

そこでちょうどバッテリーがなくなったのか電話が切れた。

「大丈夫だよね…助かるよね…」
ミ「大丈夫、中堂さんがきっと見つけてくれるよ」

不自然12→←不自然10



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (164 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
493人がお気に入り
設定タグ:アンナチュラル , 中堂系   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

理音(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみにしています! (9月18日 14時) (レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - 楽しみに待ってます(^^♪頑張って下さい!! (2018年8月4日 17時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
リバシィ(プロフ) - Yuriさん» ああ有難うございます( ; ; )もう少し更新できそうなのでもう少々お待ちくださいませ…! (2018年8月3日 0時) (レス) id: f935d442e4 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませて頂いています。更新、楽しみにしています! (2018年8月1日 18時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
ソニア(プロフ) - リリーさん» 有難うございます!亀更新に拍車をかけてなかなか更新してませんでしたが、気長に待っていただけると有難いです…! (2018年5月28日 19時) (レス) id: f3130aacba (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:リバシィ | 作成日時:2018年2月23日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。