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(sueyoshi-side)
西島とも無事に打ち解けた詩は、今度は俺達の方に目を向ける。
トテトテと少し覚束無い足取りでこちらに駆けてきて。
「あっ」
「「「あっ」 」」
ドテンッ、と。
床に躓いた詩が思い切り転んでしまった。
浦「だ、大丈夫か！？」
與「今顔から行ったで…？」
西「詩……！」
慌てて後ろから抱き上げようとした西島だったけど。
「うわぁあああん！！」
それよりも先に泣き出した詩に、ビクッと肩を震わせた西島が目に見えて焦り始める。
西「え、どこ打った！？痛い！？」
宇「痛いに決まってるでしょ！詩泣かないでー」
日「凄い音したもんな」
メンバー達が周りを囲んで、あれやこれやと宥めるけど、当然詩は聞いてなんかいなくて。
「ああああぁん！！いたいよーー！！」
末「よしよし、痛かったなぁ。ここ打ったんかー？」
ヒョイ、と子どもらしい軽い身体を抱き上げて。
少し赤くなっているおでこをゆっくりと撫でる。
末「痛いの痛いの……直也くんに飛んでけ」
浦「うっ……急におでこが…いたたた！」
「う？」
末「ほら、直也くんに移ったけん。大丈夫だろ？」
「……うん」
少し不思議そうな顔をしながらも泣き止んだ詩に、メンバーもホッと安堵する。
伊「秀ちゃん凄い」
日「一瞬で泣き止ませたなぁ」
與「俺もできたけどな」
宇「ああ、真司郎子ども慣れしてるもんね」
浦「じゃあ何で行かなかったんだよ」
與「だってにっしーが俺の腕掴むねんもん」
その言葉に目を移すと、確かに真司郎の腕を強く握ってる西島がいて。
與「痛いねんけど！」
西「だって、本当に大丈夫なんだよな！？病院行った方が…」
末「いや、そこまで重症じゃねーし」
なあ？と詩の顔を覗き込めば。
「おにーちゃん……まほーつかいみたい…」
末「え？」
「おにーちゃん、おなまえなに？」
末「秀太だよ」
「ちゅーた……わたし、おーきくなったら、ちゅーたくんのおよめしゃんになる！」
頬を赤く染めて俺を見上げる詩に。
「「「え！？」」」
全員が目を見開いた。
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海(プロフ) - くみさん» ありがとうございます！楽しんで頂けて、とても嬉しいです♪しかもかなり長かった筈なのに一気読みして頂いたとは…！本当にありがとうございます！マイペース更新ですが、これからも精一杯頑張りたいと思いますので、よろしくお願い致しますm(__)m (2019年6月22日 8時) (
レス) id: 00727ba42b (このIDを非表示/違反報告)
くみ(プロフ) - ものすごく楽しいです！！昨日から一気に読んでしまいました！これからも楽しみにしてますね！ (2019年6月21日 12時) (レス) id: 9ac3551b76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2019年3月24日 19時
