【rtrt】夢小説みたいな恋がしたくて夢小説書いていたけれどそれが現実になったら正直たまったモンじゃない《 完結 》

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｢適当に座っててなあ、あ、最初なに飲む？｣
｢れ、檸檬堂の5%の方で｣



き、来ちゃった、レトさんの家に

一緒に居たいとは思ってたけどここまでのことは望んでなくて、かと言って断るのも勿体なく感じてしまい、つい、来てしまった

こういうこと経験無い訳じゃないけど流石に実況者の、しかもレトさんの家に来るなんてこと考えたこと無かったから、緊張する

とりあえず檸檬堂とほろ酔いのカルピスサワーが置かれたローテーブルの近くにあったソファーに座りレトさんを待っていると少し離れたところから私の名前を呼ぶ声がして返事をした



｢買ったもん適当に冷蔵庫んなかで冷やしとくな〜！あ、うちの冷蔵庫にあるお酒なあ、キヨくんが買って持ってくるくせに呑み切れんくて毎回置いて帰るから無駄にいっぱいあるんよ、買ったの足りんかったら気にせず勝手に呑んでええからね〜！｣

｢あ、はい！｣



少しするとレトさんが戻ってきて呑気に借りてきたDVDを広げ出す。私こんなに緊張してるのにレトさんは緊張してない辺りやっぱ女の子連れ込んだりしてるのかな、なんて思い始める、関係ないことだけど



｢最初なに見る〜？｣

｢何でも、大丈夫です｣

｢じゃあ魔女宅見よ！｣



DVDをセットしてコンビニ袋からポテトチップスやお菓子を取り出しテーブルの上に置けばもう映画鑑賞する準備は完了、プルタブを空け缶を合わせて｢お疲れ様でした〜！｣と乾杯しアルコールを体内に流し込む

緊張のせいか疲れのせいか半キほどしてしまい、量を確認するために缶を揺らしているとちゃぷちゃぷとやっぱり半分ぐらいしか入ってない音がする



｢Aちゃん、飲むのはやない？多分同じやつキヨくん置いてった気がするから新しいの持ってこよか｣

｢自分で取ってきます！なんか要りますか？！｣

｢俺はまだあるから大丈夫やで〜｣



笑われながらそう言われ恥ずかしいのを隠すよう早足でキッチンに向かう、冷蔵庫を開けると私さっき言われた通り本当に色々なお酒が沢山置いてあった

私が飲んでた檸檬堂もあったし、色んな味の缶チューハイ、普通の缶ビール、クラフトビールの瓶ビール、飲みかけのボトルワイン、すず音や澪などのスパークリング日本酒まで

レトさんお酒弱いからあんまり呑まないだろうしキヨさんお酒好きなんだな。なんかこういう仲良いところ見ると凄いほっこりする



｢Aちゃーん！そろそろ本編始まるでー！｣
｢あっ、はーい！行きます！｣

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