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備考:その場にいないようで必要な時にはいる、といった物静かな性質。過剰な接触を避けたり人のお喋りを穏やかに聞いたりといった言動のため彼女の側は居心地がいい。困っている、というより混沌とした状況にいる人を放っておくことができない。人が気づかないうちにあらかじめ自分が貧乏くじを引いておくタイプ。見掛けによらず苦労人の模様。それをおくびにも出さないあたり慣れを感じる。

表情に出さないで振り回される性質ではあるが、それでも元々悪知恵のはたらく人間。同年の親しい仲の者にのみ囲まれていれば穏やかにゴーサインを出し悪戯に興じる一面も。そもそも子供らしい遊びに夢中になりやすい。普段の保護者のような言動は自身の好奇心や関心を制御したが故のものらしい。

長期休暇が近づくとみるみる元気がなくなり、逆に休暇明けは頭がざんばらなうえテンションが高い。あと隈がひどいしちょこちょこと怪我が目立つ。こんな有り様のため実家が訳有りであることは把握されやすいのだが、その実家の訳を話すことは絶対に無い。

彼女の実家は高級娼館であり、主によく仕込まれた男娼を取り扱うため界隈ではわりと有名である。そんな家の一人娘であり、己が女性役となると嫌悪感で激しく嘔吐したため幼少期から仕込みの方を行っている。

自身が嫌悪するほどなのだから男性達はもっと辛いだろうと考え、仕込みは丁寧かつ優しく行う。幼い頃より培った技術は相当であり、そんな手腕で穏やかな声に優しく気遣われながら女性役で擬似的に事に及べば刺激のない娼館暮らしは大抵が堕ちた。彼女から愛を得ようと手を尽くし始める。気づいた時にはそんな修羅場になっていたため手立てのない地獄である。

髪がざんばらなのも怪我が多いのも、髪の毛や血を恋のまじないに用いようと男娼に切られるから。だが彼女生来の拒絶魔法により欠片も効かずまたまじないをしようと手をあげ、さっくり拒絶しの繰り返し。油断できずろくに眠ることもできないため隈がひどい。杖はせめてもの抵抗のため持ち歩く。技術はそれなり。

両親から洗脳じみた教育を受けてきた。『仕事だから構えない』『仕事の方が大事だから楽しいことなんてしていられない』『仕事なら仕方がない』を物心つく前から刷り込まれている。そのため、「仕事である」と言われると心を殺してなんでもしてしまう傾向がある。

神への信仰は微妙。いるとしても人間の生殖行為に快楽を伴うようにしたのは致命的失敗だろうと思っている。

*→←アムリタ=ソーマ【ロッソ6年生】



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作者名:烏衣 | 作者ホームページ:Nothing  
作成日時:2018年11月21日 20時

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