速度特化と報酬。 ページ50
「おつかれー」
「お疲れ様、やっぱり瞬間火力だとメイプルには叶わないなぁ」
「僕らがあれだけ攻撃してもメイプルの【毒竜】と【悪食】で全部持ってっちゃうからなぁ」
「バランス酷いな本当」
「えへへ、皆が注意逸らしてくれたおかげだよ!」
喜んでハイタッチを交わす四人だが、サリーが疑問をぶつける。
「……で、あの挙動は何?」
「【カバームーブ】だよね? あれいいよ! 私の予想通り攻撃にも使えたし!」
「そんな自由な発想出来るのも実行出来るのもメイプル以外ないと思うんだけど」
「同感」
「左に同じく」
相変わらずの自由さに呆れつつ、報酬の宝箱を開く。
「おお! メダル二枚!」
「それと……剣か」
『ゴブリンキングサーベル』と名の着いたそれは、STRが75上昇する代わりに壊れやすい、所謂脳筋武器であったが……
「イラネ」
「だね」
「一応Aが装備出来るけど……」
「いらないよねー」
彼らには無用の長物であったようだった。
「……戻ろっか」
「だねー」
ひとまず魔法陣に乗って地上へと戻っていく。
「【悪食】はあと七回かぁ」
「ひとまず温存しつつ……まあ、早めに探索してこうぜ」
「回数は持ち越せないもんね」
光が収まった瞬間、またあの草原に四人は放り出される。
「……取り敢えず抜けようか」
「よーし! 前進だー!」
「はいカナメイさんは装備脱いで」
「「はーい」」
足の遅い彼らを背負い、山の方へと走っていくサリーとA。
第二回イベントはまだまだ始まったばかりである。
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リョウナ - 深緑クロロさん» ありがとうございます!!お互いに頑張りましょう!! (6月21日 8時) (レス) id: 25016b7547 (このIDを非表示/違反報告)
深緑クロロ(プロフ) - リョウナさん» ありがとうございます、そう言っていただき嬉しいです!自分も誰かに助言なんて言える立場じゃないんですが、とにかく自分のやりたいように楽しく書いていくのが一番だと思っています。何事も楽しくなければ良い物を作ることは出来ませんから。お互い頑張りましょう! (6月20日 17時) (レス) id: 3d6a53223e (このIDを非表示/違反報告)
リョウナ - この作品、めちゃくちゃいいですね!!あと、書くのが上手すぎます!!それで、もし出来たらなんですけど、うちの作品にアドバイスをくれませんか?お願いします!!これです→https://uranai.nosv.org/u.php/novel/heoaud/ (6月20日 15時) (レス) id: 25016b7547 (このIDを非表示/違反報告)
黒炉@深緑ノ支配者@全初卓部員(プロフ) - 幽霊さん» ありがとうございます!これからも更新続けていくのでよろしくお願いします! (2023年5月11日 16時) (レス) id: 3d6a53223e (このIDを非表示/違反報告)
幽霊 - この作品好きです!めっちゃ大好きです!!更新とか頑張ってください!! (2023年5月11日 13時) (レス) @page29 id: fbfc17f9e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:クロロフィル@深緑の指揮者 x他1人 | 作者ホームページ:No.
作成日時:2023年2月25日 15時