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ちび夢主 27 ページ10

ナースのピッキングのおかげで
海楼石の錠から自由になり
吸い込んだ海楼石の霧も抜けてきて
すっかり能力を使用することが
できるようになった


「フン、つまらないわねン」


「さぁ、子供たちを返してもらうよぃ」


今の部屋には部下が何人かいるみたいだが
全員、あの海楼石の霧を噴射する霧は
持っておらず、狼狽えていた
唯一狼狽えてないのはこの元海軍の奴
ベイベマスター、とか言ったか、コイツ
一体どんな能力を持っているのか、と
警戒をしていると
部屋の扉が荒々しく開かれる


「店長!!大変です!」


「何よン、取り込み中よ」


「あ、赤ちゃんたちが・・・
脱走して、ドラゴンの檻に!!」


「「「何〜〜〜〜ッ!!!?」」」


敵味方関係なく
全員がその報告した部下に詰め寄る


「何してんのよ!!このハナッタレ!!」


「子供たちは無事なの!?」


「管理不足〜!!」


「ドラゴンって人食いですか!?」


「怪我してないでしょうね!?」


「何かあったらタダじゃおかねぇよぃ!!」


「ここの店潰すぞ!!」


「アーンタ達ったらほんっと!!
いつも言ってるでしょ!
赤ちゃんはハイハイで
何処にでも行けるのよン!!?」


「も、申し訳ございません!」


手下の連絡によると
怪我はまだしておらず
どうやら檻の中の猛獣はまだ
眠っていて安全らしいが
中に入った赤ん坊たちは
手下たちが出そうとしても
断固として中から出てこないらしい


「場所は!?」


「え、ええっと・・・」


「いいわ、案内する
今は緊急事態だもの
海賊と争ってる暇はないわよォ!!」


「早く案内しろ!!」


どうやら話は通じる相手らしい
全員で奴の案内の下
赤ん坊たちが行ってしまった檻へと
全速力で向かった




--------------------



扉の前に着いて部屋の中に入り
多くいる奴の手下を避けて
部屋の奥にたどり着くと
牢屋の中には、巨大な白いドラゴンがいた
その、すぐ足元に
3人の小さな影が見えて
咄嗟に名前を呼ぼうとしたが


「シー−−−ッ・・
大きな声はだめよン・・!
猛獣が起きたりしたら・・・
その動きで赤ちゃんたち・・!」


「くそ・・・・!」


「父親共、アタシに着いてきなさい
黙って、ネ」


「わかった」


「はいっ」


奴の後ろを俺たち3人が
ゆっくりとついていく
そして赤ん坊たちに
声が届きそうな距離まで来ると


「あーう!!まぁまー!!」


「あう?・・・ぱぱぁ!!」


「だぁぁぁう!!」


赤ん坊たちが俺たちに気づき
大きな声で俺たちを呼ぶ
その瞬間、ひやっと背筋が凍った

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ロモォコ - lemonade066さん» 何度もすみません!こちらが18金枠のURLでございます! https://uranai.nosv.org/u.php/novel/mayoneisis/?fr=first_url   今後ともよろしくお願いいたします!!  (2022年8月26日 23時) (レス) id: a0d4487acc (このIDを非表示/違反報告)
ロモォコ - わぁあぁああコメントありがとうございます!!すみません!18金枠のURLwoコメント欄に貼っておきますね! (2022年8月26日 23時) (レス) id: a0d4487acc (このIDを非表示/違反報告)
lemonade066(プロフ) - すごく良かったです!!18金枠はどうやったらみれますかね…! (2022年8月26日 16時) (レス) id: 66d7fc9173 (このIDを非表示/違反報告)
ロモォコ - あやさん» いつもありがとうございます!!本当に励みになっております!!これからもよろしくお願いいたします!! (2022年8月13日 23時) (レス) @page32 id: a0d4487acc (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 独占欲が最高すぎますねれなんか上手く言えないけど最高すぎる壊れ方です!愛してるからこそここまでなってしまう感じが良い!これからも応援してます (2022年8月5日 0時) (レス) id: 95a1685357 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ロモォコ | 作成日時:2022年4月12日 20時

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