狂う 22 ページ34
マルコさんと一緒に賑やかな甲板から
抜け出して、医務室へと向かった
彼を椅子に座らせて
私は冷蔵庫から氷嚢をとり
赤くなった頬にそっと当てた
「大丈夫ですか・・・」
「・・・・あぁ、いてぇな・・」
「薬、塗っておきましょうか?」
「いいや、薬じゃなくて」
マルコさんは私の手をぎゅっと握って
大きくて、温かい手を私の頬に添えた
「キスしてくれ」
じっと、物欲しそうに私を見つめて
すりすりと耳を優しく撫でられる
「喜んで」
氷嚢を近くの台に置いて
彼の瞳をじっと見つめながら
そっと、彼の頬を両手で包み込む
顔を近づけて、赤くなった頬に軽くキスを落とす
「・・・バカなことをしたよぃ
俺はこんなにも、愛されてるのに・・・」
マルコさんは私の腰に
手を伸ばして、それが抱擁の合図のように
私は彼の膝に跨ってぎゅう、と強く抱きしめる
彼の胸板にすり、と顔を寄せれば
髪にマルコさんの手が添えられた
髪をゆっくりと撫でていた手が
すすす・・と私の頬に移動して
流れるままに上を向くと
ちゅ、とマルコさんに口をキスで塞がれた
「っん・・・ふ・・・」
彼の舌に、自分の舌が絡めとられ
熱い体温に、私の体温も上がる
堪らなくなって彼の体にしがみつくように
背中に回していた手の力を強めた
すると彼は興奮したように息が上がって
唇を重ねながら、腰に回していた手を強く絡める
「っは・・・ぁ・・・・A・・・」
彼は一度口を離して
私をじっと見つめながら
「・・・今夜もいいかよぃ」
「えぇ、私もその気でした」
マルコさんは嬉しそうに
口を抑えながら肩を震わせて笑う
「体調、悪くなったらすぐに言ってくれ」
「はーい」
彼への愛おしさが溢れて
つい、私は彼の顎髭にキスをした
「んん、この髭がほんとに好きです・・・」
「髭だけかよぃ!?」
「全部好きですよ!
でも・・・髭があるから安心します・・」
「こ、こら、あんまり触るんじゃねぇ」
口では触るなと言いつつも
彼は私の手を止めなかったので
甘えの意で、じょりじょりじょり、と
彼の顎髭を触りまくった
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「なんだ、赤ん坊から戻ったか・・」
「ご不満がありそうですね・・?」
みんなと少し話した後
私は親父にも会いに船長室を訪ねたが
親父は私を見るなり残念そうな顔をした
「俺が抱っこすると泣き喚いてたぞ・・」
不満げに言う親父がおかしくて可愛くて
私は口を抑えながら笑ってしまった
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ロモォコ - lemonade066さん» 何度もすみません!こちらが18金枠のURLでございます! https://uranai.nosv.org/u.php/novel/mayoneisis/?fr=first_url 今後ともよろしくお願いいたします!! (2022年8月26日 23時) (
レス) id: a0d4487acc (このIDを非表示/違反報告)
ロモォコ - わぁあぁああコメントありがとうございます!!すみません!18金枠のURLwoコメント欄に貼っておきますね! (2022年8月26日 23時) (レス) id: a0d4487acc (このIDを非表示/違反報告)
lemonade066(プロフ) - すごく良かったです！！18金枠はどうやったらみれますかね…！ (2022年8月26日 16時) (レス) id: 66d7fc9173 (このIDを非表示/違反報告)
ロモォコ - あやさん» いつもありがとうございます!!本当に励みになっております!!これからもよろしくお願いいたします!! (2022年8月13日 23時) (レス) @page32 id: a0d4487acc (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 独占欲が最高すぎますねれなんか上手く言えないけど最高すぎる壊れ方です！愛してるからこそここまでなってしまう感じが良い！これからも応援してます (2022年8月5日 0時) (レス) id: 95a1685357 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロモォコ | 作成日時：2022年4月12日 20時
