狂う 20 ページ32
ベイさんからの電伝虫が止まって
エースさんの部屋から出ると
サッチさんやクリエルさんに、ジルさん
イゾウさんが安心したように息をついた
「「生きてた〜〜・・・」」
「ほんと、エースが勝手なことしたとき
心臓が止まったかと・・・」
「みんな心配してくれてたんですね・・
ありがとうございます、お世話かけました!」
「A・・・まずは着替えてこい」
「そうだな、風邪ひくぞ」
はっと、自分の恰好を見れば
そういえば下は、下着だけで
マルコさんの上着を
着ているだけだったの忘れてた・・
「これ腰に巻いときな」
「うぅ、ありがとうございます・・」
イゾウさんが自分の羽織を
私の腰にぎゅっと巻いてくれて
情けなくて、照れくさくて
顔を真っ赤にしながらお礼を言った
「じゃ、Aは着替えに行こー」
「はーい、じゃあまたあとでマルコさん」
「あぁ・・・」
ナースさんの手に引っ張られながら
私はみんなに手を振って
その場を後にした
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幸せそうにAの後姿を眺めるマルコに
俺たち5人はせーの、で
奴の腹に一発拳を入れてやった
「ぐっ・・・!!効くよぃ・・・」
「この野郎・・・何か言い残すことは?」
「暴走してすまんかった・・・」
「あー、誰かさんに絞められた首が痛いなぁ
たっけぇ酒飲まねぇと治らねぇわー」
「俺は肉を山ほど食わないと治らねぇー」
「・・・・わ、分かった・・
エースもイゾウも本当に悪かったよぃ」
俺とイゾウはマルコの両脇から
ブツブツと肉と酒〜、と呟き続けて
その様子をサッチたちは
腹を抱えて笑っていた
「はっはっはっは!!」
「こりゃ傑作だぜ!」
「ぐうの音も出ねぇよぃ・・・」
「あ、ベイの船が見えてきた」
「ほんとに来たのかよぃアイツ!!」
「こりゃいい、ベイ姐さんに
もう二度とこんなことさせないように
みっちり説教させよう」
「そうだな、そうしよう」
マルコ以外の奴が賛成して
俺とイゾウが奴の腕を掴んで
無理やり引きずって、船頭の方へ連れて行った
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自分のスペースに久しぶりに帰って
服を着替えた後
イゾウさんとマルコさんに服を返そうと
彼らがいるところ、船頭に
ナースさんと一緒に向かうと
ベイさんの怒鳴る声が聞こえ
咄嗟にナースさんと壁に隠れて
そこから様子を伺った
「なんて情けないことしてるんだい!!?
てめぇの女を拘束して何か楽しい!?
このハナッタレ小僧が!!
見習いから出直しな!!」
ひゃあ
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ロモォコ - lemonade066さん» 何度もすみません!こちらが18金枠のURLでございます! https://uranai.nosv.org/u.php/novel/mayoneisis/?fr=first_url 今後ともよろしくお願いいたします!! (2022年8月26日 23時) (レス) id: a0d4487acc (このIDを非表示/違反報告)
ロモォコ - わぁあぁああコメントありがとうございます!!すみません!18金枠のURLwoコメント欄に貼っておきますね! (2022年8月26日 23時) (レス) id: a0d4487acc (このIDを非表示/違反報告)
lemonade066(プロフ) - すごく良かったです!!18金枠はどうやったらみれますかね…! (2022年8月26日 16時) (レス) id: 66d7fc9173 (このIDを非表示/違反報告)
ロモォコ - あやさん» いつもありがとうございます!!本当に励みになっております!!これからもよろしくお願いいたします!! (2022年8月13日 23時) (レス) @page32 id: a0d4487acc (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 独占欲が最高すぎますねれなんか上手く言えないけど最高すぎる壊れ方です!愛してるからこそここまでなってしまう感じが良い!これからも応援してます (2022年8月5日 0時) (レス) id: 95a1685357 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ロモォコ | 作成日時:2022年4月12日 20時