ちび夢主 30 ページ13
段々と視界が開けていく中で
ドラゴンは俺に一つ忠告を出した
『異界の者同士の子は
前例が無いことだ
子供を授かるかも、分からない
授かっても、無事に産まれるかも
定かになっていないぞ』
せいぜい、悩み苦しめ、と
最後はもはや忠告ではなく
呪いの言葉を貰ったようで
気分が悪いまま、ドラゴンの尾から
無事に二人とも解放された
「Aッ、大丈夫!?」
「隊長もしっかり〜!」
解放されて早々に
後ろからナース長たちに
肩を叩かれて、はっと我に返る
大丈夫だ、と話しながら立ち
牢屋の方をじっと見つめる
ドラゴンの瞳はもう閉じていて
あの白いドラゴンはまた
寝息を立てて眠りに入っていた
「あのドラゴンが気になるのン?」
「・・・あいつは・・」
「ンンー、立ち話もあれだし
ここを出て、落ち着いた場所でネ」
俺たちを海軍に差し出そうとした奴は
もう俺たちに対する敵意は感じられない
警戒しつつも、奴の案内に従って
とある部屋に入った
部屋の中は赤ん坊のための用品が
たくさん、しかも多種多様に置いてある
「テキトーに座ってェ
赤ちゃんたち、お腹空いてなーい?
そこの冷蔵庫に粉ミルクも
ミルクも置いてあるわよー」
「ん、今何時よ?」
「もう16時だぁー」
「あぁう!」
「す、すみません・・
粉ミルク貰いますね・・・」
「どーぞー
お湯は今沸かしてるからネン
ちょっと待っててちょーだい
大人は紅茶でいーい?」
奴はテキパキと準備をして
ロシーたちはコラソンのために
哺乳瓶にミルクを用意していた
「Aもお腹空いた?」
「あう!」
「よし、俺たちも貰うか」
「ど〜ぞ〜」
「おい哺乳瓶はどこだ」
「あ、哺乳瓶はネ〜」
全員でわちゃわちゃと話しながら
それぞれで準備を進めて
一段落、済んだところで
用意されていた椅子に座り
奴は紅茶を飲みながら話し始める
「さて・・・まずは・・・
一般市民の3人・・・
マリィさん、ロシーさん
コラソンちゃん・・
巻き込んでしまってごめんなさいネ」
「い、いえいえ・・・」
「お詫びに、私のブランドで
何か欲しい物あげるわン」
「えー!!いいんですか!!」
「えー−−!!
私たちも欲しい!!」
「ンンン・・・海賊は好きじゃないケド
いいわ、貴方たちの子供には
何の非はないものねン」
「やったー−!良かったねぇ、A!」
「可愛いおべべが着れるわよ」
「あう〜?」
ナースとナース長は
両側からAの頭を
くしゃっと撫でた
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ロモォコ - lemonade066さん» 何度もすみません!こちらが18金枠のURLでございます! https://uranai.nosv.org/u.php/novel/mayoneisis/?fr=first_url 今後ともよろしくお願いいたします!! (2022年8月26日 23時) (
レス) id: a0d4487acc (このIDを非表示/違反報告)
ロモォコ - わぁあぁああコメントありがとうございます!!すみません!18金枠のURLwoコメント欄に貼っておきますね! (2022年8月26日 23時) (レス) id: a0d4487acc (このIDを非表示/違反報告)
lemonade066(プロフ) - すごく良かったです！！18金枠はどうやったらみれますかね…！ (2022年8月26日 16時) (レス) id: 66d7fc9173 (このIDを非表示/違反報告)
ロモォコ - あやさん» いつもありがとうございます!!本当に励みになっております!!これからもよろしくお願いいたします!! (2022年8月13日 23時) (レス) @page32 id: a0d4487acc (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 独占欲が最高すぎますねれなんか上手く言えないけど最高すぎる壊れ方です！愛してるからこそここまでなってしまう感じが良い！これからも応援してます (2022年8月5日 0時) (レス) id: 95a1685357 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロモォコ | 作成日時：2022年4月12日 20時
