ちび夢主 28 ページ11
慌ててシーッと口に指をあてて
赤ん坊たちを宥めるが
「まぁま!!まぁー−−!!!」
「大丈夫だ、すぐに行く・・!
行くから静かにしてるんだよぃ・・!」
「ぱぁぱあああああああ!!!」
「コラソン・・・!
シーッ・・・シーッ・・」
「きゃっきゃっ」
「ペッツ・・!
他の子を静かにさせろ・・!」
「きゃー−−−う!!!」
「こ、こらッ・・・!
わざとかペッツ・・・!?」
どうにもこうにも
赤ん坊たちは一向に
静かになる傾向はなかった
それどころか、ドラゴンの尻尾が
赤ん坊たちをくるり、と
覆い隠してしまい
「ま、まずい・・・!見えねぇ・・!」
同時に赤ん坊たちも
俺たちの姿が見えなくなって
不安になってしまい
三人とも、泣き出してしまった
「うわぁぁぁ"ん!!!!
まぁまー−−−−!!!」
「ぱぱぁー−−−−!!!」
「ふぶええええ"!!!」
あやしたくとも
姿が見えなければ
何をしても無意味だ
唯一の救いは、あのドラゴンがまだ
起きていないことだった
「もうこうなったら
あのドラゴンが起きる前に
牢屋に入って救出するしかねぇ・・!」
「だ、だめよン
あの子、鍵の開いた音で
目を覚ますと大暴れすンのよ
入った瞬間に、赤ちゃんたち
・・・巻き込まれるわ・・!」
「他にどうしろってんだよぃ・・!」
「・・・アタシに、任せてン」
奴はそう言うと
懐から鞭を取り出した
「さ、起きなさァい、オクトパスちゃん」
鞭の柄の部分を奴がトントンと叩くと
たちまち紐の部分がタコの足に変わっていく
「動物系モデル、タコの悪魔の実を食べた
可愛い私の愛鞭よン」
「うわぁ・・・」
「趣味悪ぃ」
「凡人には分かりかねるわねン
まぁ、見てなさいよ
って、不死鳥!鼻血出てるわよ!
何考えてンの、えっち!!!」
「う、うるせぇ」
奴は自分の鞭の先を牢屋の方に向けると
タコの触手が牢屋の中に
うねうねと入っていく
「3人の赤ちゃんたちを絡みとってン・・」
タコの触手はついに
白いドラゴンの尻尾を超えて
赤ん坊たちに到達したようだった
その証拠に赤ん坊たちの
先ほどとは違う悲痛の叫びが聞こえた
「ああああう"!!!」
「やー−−−−!!」
「ぎゃううううう!」
「よ、よしよし・・・
捕まえられたみたいねン・・」
「は、早く解放してやってくれ・・」
3人の赤ん坊たちが
気の毒でならない
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ロモォコ - lemonade066さん» 何度もすみません!こちらが18金枠のURLでございます! https://uranai.nosv.org/u.php/novel/mayoneisis/?fr=first_url 今後ともよろしくお願いいたします!! (2022年8月26日 23時) (レス) id: a0d4487acc (このIDを非表示/違反報告)
ロモォコ - わぁあぁああコメントありがとうございます!!すみません!18金枠のURLwoコメント欄に貼っておきますね! (2022年8月26日 23時) (レス) id: a0d4487acc (このIDを非表示/違反報告)
lemonade066(プロフ) - すごく良かったです!!18金枠はどうやったらみれますかね…! (2022年8月26日 16時) (レス) id: 66d7fc9173 (このIDを非表示/違反報告)
ロモォコ - あやさん» いつもありがとうございます!!本当に励みになっております!!これからもよろしくお願いいたします!! (2022年8月13日 23時) (レス) @page32 id: a0d4487acc (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 独占欲が最高すぎますねれなんか上手く言えないけど最高すぎる壊れ方です!愛してるからこそここまでなってしまう感じが良い!これからも応援してます (2022年8月5日 0時) (レス) id: 95a1685357 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ロモォコ | 作成日時:2022年4月12日 20時